見出し画像

勝てる社長の応援コラム vol.86

-----------------

小山昇が斬る! 本日のカン違い

-----------------

私は、多くの会社の社長に、
自社の経営計画をシミュレーションで
作成する方法をお教えしていますが、
本当は(時間があれば)
「なぜそういう結果になるのか?」
ということを、手で計算していただいたほうが、
みなさんの頭に入ると思っています。

自分で電卓をたたいて計算をするのと、
コンピューターに計算させて結果だけ見るのでは、
アクションが大きく違います。

またその際、(自社の)数字も自分で調べて計算すると、
さらに理解が深まるのです。
 
シミュレーションで作った人は、
なぜそういう計算をするかということはわかっていますが、
その(シミュレーション)結果だけわかっても、
人間は行動をしないのです。
これこれこういう「プロセス」があって、
この「結果」があるということが、
実は、大切なのです。
 
プロセスがわかるためには、電卓を使って手で計算をする。
それがわかった上で、確認をしながらコンピューターで
シミュレーションを使うようにするのが、本当はいいのです。
 
わが社でその昔、社員に教育をした時には、
すべて電卓で計算をさせました。
同じように、昔指導した会社の社長さん達も、
すべて電卓でした。
 
いまは、とても時間がなくて教えてさし上げられませんが、
その代わりに、シミュレーションで出た結果をチェックしています。
「結果をチェックして、もう一回やり直す」ことで、
電卓で計算したの同じことになります。

ですから、シミュレーションの場合は、
チェックをやった回数に理解度が比例します。
そうすると、論理的になります。
 
チェックをする先生は大変ですが…
あ、私のことです(笑)。

-------------------

P.8 No.0025(0020)【頭の回転】

-------------------

頭を使って数字の計算をすると速くなる。
論理的になる。

■書籍「改訂3版 仕事ができる人の心得」より
CCCメディアハウス刊
書籍購入はこちら
https://amzn.to/2JvawwI

-------------------

頭の回転を良くするには、
手で数字の計算をすることです。

私は毎年、経営計画を作る時、
日頃数字の計算をしていないので、
頭の回転がひじょうに悪く、
経営計画作成モードになかなか入れません。

そこで、事業年度計画を作るなど、
初日は一日中、手で数字の計算ばかりしています。
そうすると、頭の回転が良くなってきます。
それをしないと、あっという間に3日経ち
「空白の3日」になる。
時間を損してしまうので、自分ですぐ全回転に入れるようにするのです。
 
その際、コンピュータを使うより、
電卓を使って手で計算したほうが、
頭が早く論理的になります。
そのあとで方針など、色々な事を考えたほうが良いのです。
 
日頃頭を使っていない人が、企画だ、三角だ(笑)、
とアタマをひねっても、あっという間に一日が終わってしまいます。
ですから、まず“手で計算をする”。
私の場合、手を使わなければ、経営計画書はできません。

(ある朝の早朝勉強会にて)


◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
 
 最新のコラム、お得なセミナー情報など
 経営者視点での経営手腕を定期的に確認できる
 勝ち続ける社長の365日
 -小山昇のメールマガジン‐はこちらから
 <https://bit.ly/30PBmcx>

◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?