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勝てる社長の応援コラム vol.60

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小山昇が斬る! 本日のカン違い

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よく
「どんな本を読んでいるのですか?」、
「どんな勉強をしているのですか?」
と聞かれますが、基本的に私は本はあまり読みません。
私は、すべて、現場に体を持って行き、
自分で体験する、カラダで憶えるのです。
 
人は、知恵や知識で憶えていることは、
とっさの時に役に立ちませんが、
カラダで憶えていれば、大抵の事に対処できます。
 
「自転車の乗り方」の本を読んで勉強をしても
自転車には乗れませんが、自分で自転車に乗り、何度も転び、
あちこち擦りむき、傷つけながら憶えた自転車の乗り方は、
たとえ5年間自転車に乗っていなくても、
カラダが憶えていて乗れるのと同じです。
 
大切なのは、まずカラダで体験して知識を得る。
そして、知識を得た後に勉強をすることです。

セールスをしたことのない人が、
セールスの本を読んで勉強しても売れません。
売った体験のある人がセールスの本を読むと、
さらに売れるようになる。
ですから、まず体験です。
 
新しいことを無理やり体験させ、意識革命を起こさせるのです。

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P.179 No.0982(0864)【体験】

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実行して得た知識です。
体験したことをどう自分のノウハウに変えたかが大切です。
頭の中で理解できていると思っても、
そのイメージは正しくないことが多い。
だから、体でタッチする。
五官で感じて、正しいイメージにする。

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我々の子供時代の遊びは、もっぱらチャンバラです。
チャンバラをしていると、あちこちにぶつかるし、
相手の刀が自分に当たると痛い。
刀(もどき)をむやみに振り回すとガラスが割れるとか、
力を入れすぎると痛いことが、
子供は全員わかります(体で覚えます)。
 
ところが、いまの若者はそういう体験がなく、
子供時代にコンピュータゲームでシミュレーションしているので、
絶対モノにはぶつかりませんし、
自分も相手も痛い思いをしたことがないのです。
 
ですから、新人が入社したら
「こうやったらぶつかる」ということを、
体で教えてあげなければ(体験させなければ)いけません。

力を入れて持ったら振り回されてしまう道具を、
わざと“力を入れて持たせて”ぶつけさせる。
本来、力を入れずに小指だけで持っていれば良い道具でも、
まず、痛い思いをさせて体で憶えさせるのです。
最初から「力を入れてはいけない」と言葉で教えるのではなく、
「しっかり持って!」と言い、
実はしっかり持つと道具に振り回されてしまうことを
(体験させて)教えるのです。

(ある朝の早朝勉強会にて)


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