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勝てる社長の応援コラム vol.244

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小山昇が斬る! 本日のカン違い

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会社の業績が上がるかどうかは、
「どういうやり方にするか」ではなく、
「どういう結果にするか」です。
その「どういう結果にするか」が、「戦略」なのです。
 
私どものような会社は、基本的には「ミツバチ作戦」といって、
会社からミツバチがお客様の所へ飛んで行って、蜜を集めてきます。
 
この反対が、飲食店やホテルなどの「クモの巣作戦」。
クモの巣を張ってお客様が来るのを待っています。
 
自分の会社の事業は、「ミツバチ作戦」が適しているのか、「クモの巣作戦」にするべきか、きちんと明確に戦略決定をしなければいけません。
 
わが社の基幹事業のダスキンは、当初フランチャイズでした。
ある時、社員が「テレビCMをしましょう」と言いました。
でも、ダスキンの看板を掲げているところはありませんでしたから、お客様がどこに買いに行けば良いかわかりません。
 
シェアが低い時は、テレビコマーシャルをしても意味がないのです。
こちらから訪問をして販売するのが正しい。
 
自社の事業によって、「ミツバチ」か「クモの巣」か、どちらかに決めるのが「戦略」です。
 
その戦略が間違っていると、一生懸命努力しても結果は出ません。


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P.171 №0940(0830)【戦略】

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左に行くか右に行くか、前に進むか後退するか、
どの方向に進むかを決定することです。

札幌と大阪に、同時に同じ人が行くことはできない。
どちらか1つを選ぶということです。

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戦略とは、右か左か、前か後ろか、一歩しか選べません。
社員のみなさんは、わが社に入社したら、1年後にどうなりたいでしょうか?
「立派なルートマン」という漠然とした目標ではいけません。
「S評価を獲るルートマン」か「A評価を獲るルートマン」、また
「B評価のルートマン」とでは、努力の方向が違います。
 
これが、戦略が明確になっていないということです。
「立派」とは、具体的ではありません。
 
具体的な目標を持たずに、一生懸命努力してもダメです。

(ある朝の早朝勉強会にて)

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