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膝蓋骨骨折小話 #14 他者は見た目で足取りが軽いと判断できない(59日目)

はじめてのMRI検査

2週間前の診察で、医師からMRI検査を受けるようにと言われ、予約をしてあったので、はじめてのMRI。
なんでいまさらMRIなんだろうとリハビリしているときに理学療法士さんに聞いてみたら、骨折以外にたとえば半月板に損傷など問題はないかをみるためだと思うとのこと。こういう肝心なことを医者に聞けないチキンな私。
結局のところ、損傷がないかと言いつつ点数稼ぎじゃないの?と検査を受ける気持ちは半信半疑だが、初めてのMRIに正直びびっていた。

事前の注意書きに検査は15〜30分かかると書かれており、そんなに?またまたあ〜。
メイクもNG。金属由来の成分が入っている可能性があるためとのことだが、こちらの病院はファンデーションと口紅はOKだった。

検査室に入って、ああテレビでみたことあるやつ!
恐る恐るMRIの台に乗り(自力では乗れませんので正しくは乗せてもらい)、検査技師さんから「音がうるさいので」と言われ事前にヘッドフォンというか耳あてをつけられた。そして念のためブザーを渡され、最後に「動かないでくださいね」と言われ、台が動く。いざ!MRIの旅へ!!

ウィーンウィーン、ビービービー、ビビビビ・・・
ほんとうに音がうるさい。びっくり。
でもそのうち、うるさいなかにあるリズムを見つけてしまい、なんでかノッてきちゃう。でも同じ音の繰り返しだから、飽きる。もっとアレンジきかせてこい!

途中にきたエラー音みたいな音にはびびった。
最初はほんとにエラーなのかと思ったけど、誰も入ってこないし、MRIの通常運転なんだね。

リズムを刻みながら、まだかなーまだ終わらないのかなー結構時間経ったよーと退屈して終了。
ほんとうに検査に30分かかりました。

サポーター卒業

MRIと同じ日に、レントゲン検査も。これまで毎週していたが2週間に1度になった。
その結果からまだ骨は完全できあがっていないけど、相当なことがない限り悪化しないし、これ以上固定すればヒザの屈伸の治りが遅くなるようなので、サポーターも卒業することに。
たくさん歩く日やたくさん階段を上り下りするときはつけるべきとのことだが、とりあえずひとつの卒業はうれしい!

まあ、古い家なものでエレベーターがないため、病院行くときにたくさん階段上り下りするので、外出時はしばらくつけようかな…。

病院からの帰りはなんだか心が軽くなった。足取りも軽やかだ。といってもすれ違う健常者から見たらとぼとぼ歩いていて、全然そう見えないだろうけど、私はそう感じていた。家の階段もいつもより早く登れた気がする。

落ちるのは体力だけではない

いままで、計画を立てたり相手に気配りして、仕事をこなしていたけど、いまは仕事をしていないせいか、どうやら自分の仕事の能力(スキル)も落ちている気がする。

頭がキレないというか、計画性がないというか、確認不足になりがちというか。働いていたときはこんなこと起きていなかったので、完全なるスキルの低下だ。

1日のなかで話す相手と言ったら家族か病院のスタッフ。家族に気を遣うなんてことはないし、病院のスタッフも事務的なことか、するとしても世間話でしょう。かしこまった相手とも話さない。
1日のなかでやることも限られている。洗濯物干して、皿洗いして、動画配信サービス見て、読書・・・ああ、どんどんのんびりした人になってきている。

スキルのリハビリは仕事を始めないことにはできないでしょう。
いまは自分のためだけに生活することに集中したいと思う。

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