Dribble Style 【相手をいなすドリブルの真相を考察する ~ネイマール編~】
フットボールファンを魅了する1つである『ドリブル』
相手を惑わし、華麗な足技を魅せ、局面を打開するプレーには誰もが憧れるだろう。
この【Dribble Style】ではフットボール界のドリブラーと言われる選手たちの動作を体性感覚や脳機能などを考察し、さらにトレーニングで転用できるようなものを紹介しております。
今回は憧れる方も多いであろう『ネイマール選手』
華麗な足技や時に魅せるトリッキーなドリブルには目を引きますが
なにより彼のドリブルには相手をいなし、タックルを無効化する。そしていつの間にかスルスルと抜けてしまっているこのドリブルに皆、興味を持たれるのではないでしょうか。
今回は彼の身体の使い方などや、身体に起きている事、必要であるトレーニングなどを紹介したいと思います。
・胸椎の柔軟性
・カウンターウェイト
・側方伸張反射
・トレーニング
【胸椎の柔軟性】
ネイマール選手は身体全体の柔軟性はもちろんあるが、なにより胸椎の柔らかさに優れている。
胸椎とは胸の辺りの脊柱になる。
主に胸椎には肋骨が付いており、身体の前面の胸郭に繋がります。
そしてその肋骨~胸椎の中には内臓を守る構造になっている。
簡単にはなるが、あまり解剖学について話すと長くなってしまうので割愛します。
ネイマール選手はこの胸椎の柔軟性が高い上に、脊柱を安定させる能力が高いと感じます。
胸椎の柔軟性、脊柱の安定化、肩甲骨の使い方
この辺がネイマール選手のドリブルには大きく活かしていると感じます。
【カウンターウェイト】
支持基底面内の重心の支点が変化しないよう、身体の重さを利用して釣り合いを取る戦略でカウンター
ウェイトと呼ばれます。
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