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甲州道中2 上布田宿→八王子宿

1991~1993年 東海道五十三次 完歩
2021年 春~夏 中山道六十九次 完歩

2021年 秋 甲州道中四十四次
どんな旅になるか楽しみです!

2021.09.11


1.早朝の都心

与野駅04:53発、
中山道の時も甲州道中の時も、
乗るのはいつもこの電車。


同じ時間に貨物列車が通ります。
全て福山通運の大きなコンテナ、
長くて20両編成はあります。


山手線に乗り換え新宿へ、
電車は混んでで大勢が立っていて、
6時前なのにホームはこんな感じ。
土曜日でも東京の朝は早いですね。


2.下布田・上布田宿

さぁ、
スタート地点の調布駅です。


元々地上に線路がありましたが、
いつの間にか地下になってて、
本当驚きました。
写真中央部分あたりが線路跡の土地、
莫大な一等地が現れました。


JリーグFC東京のホームタウン、
ちょうど深夜に長友佑都が、
FC東京に復帰するNEWSをみたので、
楽しみですね。


さて、
甲州道中に戻りました。

調布は映画の街なのですね。
東洋のハリウッドとも言い切ってます!



3.下石原・上石原宿

東京スタジアムは、
2019年のラグビーワールドカップの
試合会場でもありました。

番地表示の下には調布で試合を行った、
国や地域の旗が描かれてます。


8つの国と地域がありました、
結構来ていたのですね。


こちらが東京スタジアム。
10年位前元気な頃に、
6時間耐久駅伝大会みたいなイベントに
4~5人で参加した事を思い出しました。
今じゃ無理かなぁ…



所々にお地蔵さんがいたりしますが、
街道らしさはまだ少ないです。


ちょっとした現代のお店の屋号に、
街道を感じ歩きました。


時差式信号の"市松模様"、
東京以外では見ない気がして、
調べたら日本で使っているのは、
石川県だけでした。


これはよくまとめてあります。
市松模様は、1.5をご参照ください。


4.新撰組ゆかりの地

上石原宿は、
新撰組の近藤勇局長生誕の地、
あちこちに幟が上がってます。


徐々にお屋敷が増えてきます、
こちらは本日何度か目にした黒塀、
嬉しいですね!


お腹が空いたので、
前回同様に朝食はコメダ珈琲、
開店15分前の06:45に寄ったら、
もう3人が並んでおり、
開店時には10人位並んでました。


お客様が続々と入ってきて、
出る頃には満席、凄いですね。


蔵も出始めてきました。


西武多摩川線白糸台駅。


父が眠る多磨霊園へ続く道、
"多摩"と"多磨"表記が違います。

こちらを読むと理解出来ます。


国道20号の排ガス地獄から逸れると、
ほっとします。


5.府中宿

府中市に入ると、
立派な集落の案内石碑が登場。
歩き甲斐を感じる瞬間。


自動車教習所がなんとホテルと一体化、
同じオーナーなのでしょう。
不思議な光景でした。


東府中駅前で品川街道と合流、
府中市内の道路看板は、
このデザインで統一されてます。

品川街道はその名の通り、
東海道品川宿まで繋がってます。


開かずの踏切、
複線なのに電車が4本も行き来しました。


こちらは府中競馬場に向かう支線、
さすが競馬場に行く路線、
良く草が伸びてます。


牧が沢山置いてあります。
先週歩いてた時は下高井戸に、
薪ストーブ専門店がありました。
こちらは材木屋さんでしょうかね。


武蔵野国府八幡宮、
彼方踏切の先に境内が見えます。


八幡宿、
甲州道中が出来る前の、
宿場町の名前でしょうか。


競馬場が見えます、大きい!


6.大國魂神社

下諏訪に向かって右手が府中駅、
大都会です。


左手は大國魂神社、
お酒の神様と聞いてましたので、
是非とも寄ってみたかった神社。

"おおくにのたま"と読むので、
多摩の名の由来かと思ったら、
ぜんぜん違ってました。

多摩の名の由来は、源流にある、
山梨県の丹波山地方の地名らしいです。


参道を入り左側に不思議な柄杓が、


安産の神様でした。


絵馬も出産前後のニ種類があり、
左側は赤ちゃんがいるお礼参り用、
素敵です。


立派な門があります。
神社でこんなに立派な門は珍しいです、
自宅近くの大宮氷川神社にも、
立派な赤い門がありました。


本殿も立派、
東京の地酒が飾ってあります。


気になる看板を発見、
人形流しと書いてあります。


厄や穢れを人形と共に水に流す儀式を、
セルフサービスで完結出来るシステム。
神主さんが降る"大麻"の振り方も、
教えてくれます。


こちらの水に人形を流します。
夫婦でそれぞれ人形を流しましたが、
流れきらずに10〜15秒くらいで
溶けて無くなりました。

大晦日などは混むのでしょうね。


すっかり長居をしてしまいました。
ありがとうございました。


一の鳥居前から駅前に続く欅並木、
町の中心に神社があるって、
いい町ですよね。


こちらは酒屋さん。


高札場跡、
初めて見ました、
札が張ってありません。


この付近が宿場町のハイライト。


7.番場宿

甲州道中の宿場と異なる宿の名前です。
甲州古道にあった宿場町名です。


番場の名前が残ってます。


足利尊氏が開山した、髙安寺。


弁慶坂、
先程紹介した髙安寺の井戸水を弁慶が、
運んで硯の水としたそうです。


京王線踏切、
開かずになる前に慌てて渡ります。


8.冠木門

冠木門が続きました。
この付近は農家風の家が多いです。


再び国道20号と合流、
排ガスとの戦いが始まります。


古墳があったようで、
隣に資料館もありました。


JR南武線を超えて、
日本橋から33km地点まで来ました。


アリさんマークの引越社、
働きアリのイメージや、
小さな体で大きな荷物を運ぶ、
そんなイメージなんでしょうね。
とはいえイラストのアリは大変そう…。

運送屋さんのキャラは動物が多いです、
ネコ・ペリカン・ゾウ・などなど
疑問に感じる事は、
誰かが必ず調べてます。



人間のキャラクターだと、
飛脚の佐川急便は有名ですが、
先月中山道歩いてて滋賀県で遭遇した、
忍者便には衝撃を受けました!


こちらが忍者便の滋賀運送さん。


9.国立市

国立市に入りました。
元々は谷保村でしたが、
人口が増え村から町にする時に改名。

国分寺市と立川市の間にある事と、
この地から新しい国が立つ、
という意味から改名した歴史があります。


谷保天満宮、
湯島・亀戸と並ぶ関東三天神。

子どもたちの無邪気な姿は
いつも絵になりますね。


千五茶屋、
地元野菜を使ったイタリアレストラン、
お手頃な価格です。


野菜の自販機、
近くは畑が多いのかな?


短い横断歩道。


国立富士見台幼稚園、国立1小、
コクリツの幼稚園や小学校ってあるの?
とつい思いますが、これはクニタチです。


常夜灯、
火の守り神の秋葉神社から名を取り、
秋葉塔とも呼ばれていたのですね、
説明文はよく読むと勉強になります。


矢川、
川の大小関係なく川を越えると、
少しづつ文化が変わる気がします。

街道歩きでは川越は、
大切にしている瞬間です。


大谷石の蔵が、
目につく様になってきました。
国立・立川・日野・八王子まで続きます。


多摩川が近いので上流から、
石を運んできたのでしょうか。
大谷石は栃木だから違うか…、
わかりません。


元青柳村の常夜灯。


この蔵の屋根が青いのは、
青柳地区だからかも。


旗が残っている、希少ですね。


10.立川市

立川市に入りました。
看板が縦?立川市だから?
立川市を抜けた時に振り返ると、

やはり縦でした。


給水塔、
久しぶりに見た気がします。

沖縄に単身赴任していた頃、
給水塔が多種多様で面白かったので、
若手社員と一緒にYouTubeで
まとめましたのでご参考にどうぞ。


銘酒東美人、調べても出てきません。


甲州道中は立川市の中心部は通らず、
市南部を少しだけ通過します。


希少な立川市作成の甲州道中説明看板。


11.日野の渡し

日野の渡しの石碑の説明が、
とても正直で夫婦で大笑い。

"日野の渡しの出来たのは
いつの頃だが誰も知らない"

いつの頃だか気になりますね。


多摩川を渡る橋は、
多摩都市モノレールと併用です。


結構長いですね。


上流はJR中央線と多摩の山々、


下流は穏やかな流れ。


日野市に入りました。


今日はあちこちから、
金木犀のいい香りがしてきます、
日野市に入ると街路樹になってます。



12.日野宿

新選組のふるさと日野、
好きな人は堪らないのでしょうね。
私はよくわからないので、
語れなくてすみません…


熱心な説明が道沿いに展示されてます。


町のあちこちに写真付きの説明があり、
わかりやすかったです。


本陣跡、問屋場・高札場跡、
甲州道中を歩いてはじめて、
宿場町の雰囲気を感じました。


かねこばし、
川の跡に気づきませんでした、
どこかから移したのかもしれません。

橋の名前の付け方にはルールがあり、
漢字表記で橋名が書いてある方が入口、
ひらがな表記の方が出口、
などなど。

ひらがな表記には濁音を付けない、
その理由は川が濁らない事を願ってとか。

見てみると面白いですよ。


JR中央線日野駅、
ホームの真下をくぐります。


結構長い坂道の"大坂"です、
昇ると日野の工場があります。


暫く日野の敷地の横を通ります。
ちなみに日野自動車の名前の由来は、
日野市にあったから。


八王子市に入りました、
家内の出身地なので、
さっきまでアクビしてましたが、
急に活き返ります。


急に街路樹が銀杏に変わり、
お屋敷が軒を連ね始めました。


火の見櫓の高さが半端ない、
周りに大木が多かったからでしょう。


イスラム建築の門みたいな建物、
なんだかわかりませんでした。


再び20号に合流。
あっ木曽路だっ、
中山道ロス再び…


八高線を超えて、


大好きなうかい亭を横目に、


甲府まで100kmを切りました。


少しだけ、
国道20号から逸れて癒されます。


13.八王子宿

浅川を渡ります。
結構荒れる川で豪雨の後は
ヒヤヒヤするそうです。


空襲の跡が残る橋ですが、

この道幅の広さは素晴らしいですね。


この先浅川は多摩川に合流します。


竹の鼻の一里塚跡石碑。

早く盛り土の上に木が植えてある、
本格的一里塚に会いたい。


なんとルート上に
長男長女を出産した米山産婦人科が!
嬉しくてピース!


八王子駅前に出ました、
ここからは賑やかな商店街です。


家内がJKの頃に来たラーメン屋さん、
まだやってたので入ります。
当時頼んだワンタン麺が無いと、
抜群の記憶力でした。

名物の坦々麺は本当に美味しかった!


JKの頃から通っているクレープ屋さん、
ダイエーの中にあったのですが、
マンション建設の影響で駅前通に移転、
子どもたちの土産を購入。

顔見知りのようで、
安くて量が多くておすすめです。
360円〜


さて、
賑やかな商店街を
家内の案内を聴きながら進みます。


こちらはエジソン商会、
お休みですが営業日は、
電球がキラキラ光ってます。


ユーミンの実家、
上をマンションにして、
店を今風にしてます。


伊勢屋、
八王子で人気の和菓子屋さん。


希少価値の織物屋さん。


八王子宿は、横山・八日市・八幡の、
三宿から成り立っているとの案内。


味があるお店、
いつまでも残っていて欲しいです。


追分を過ぎると、
立派な銀杏並木が暫く続きます。


右、高尾山の石碑。


国道20号から逸れると、
木塀のあるお屋敷が。


武蔵御陵入口、
昭和天皇の陵墓です。


いよいよ山が迫ってきました。 
楽しみです!


黒塀の町並み。


初沢川を渡ります。


高尾駅前に到着。


立派な駅舎、
本日はここまで。


次回のスタート時には、
ハイカーがたくさんいることでしょう。

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