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【今さら聞けない事業復活支援金】って自分は申請対象なの?確認方法をどこよりもわかりやすく説明します

▽事業復活支援金について

■わかりにくいと言われたところの説明

1月の中旬くらいから色んなところで言われていた、事業復活支援金。しかし、私の周りでも申請を完全に諦めてしまっている人が結構いるんですよね。

そもそも自分がその対象者なの?」
「手続きとか面倒くさくない?」
「で、いくらくらい貰えるの?」
「気にはなっていたんだけど相談できるところがなくて・・・」
「今さら聞きにくいというか・・・」

そんなお声にお答えすべく、いつも話していた補助金とは違いますが、今回は事業復活支援金について、私が出来る限りわかりやすく解説できたらと思っています。


■対象者

色々なところで出ているので今さらかもしれませんが、事業復活支援金は、新型コロナの影響を受け、「対象月」の売上高が「基準期間」内の同じ月と比べて30%以上減少している中小企業、フリーランス、個人事業主などを対象とした給付金です。

念のためもう一度言います。
新型コロナの影響を受けていないとダメです。

■給付額

出典:事業復活支援金ホームページ

わかりやすく簡略化していうと、
売上高の減少率が30%以上50%未満なら
個人で30万円
法人で60万円~150万円(基準月を含む年間売上高によって違う)

売上高の減少率が50%以上なら
個人で50万円
法人で100万円~250万円(基準月を含む年間売上高によって違う)

給付しますよ!というわけです。

■申請期間

2022年1月31日~5月31日

私の周りで事業復活支援金の申請していない人に聞いてみると、基準月とか基準期間とか、対象月とかようわからん!という人が多いようです。

ってことで、まずはそのあたりから・・・

  • 対象月
    2021年11月~2022年3月のいずれかの月

  • 基準期間
    2018年11月~2019年3月
    2019年11月~2020年3月
    2020年11月~2021年3月
    のいずれかの期間

「対象月」と「基準期間」の組み合わせは、申請が必要な人がご自身で決める必要があります。

では、まず「対象月」から・・・

最初にやっていただきたいのは、基準期間の売上高を紙に書き出してみましょう。
2018年11月~2019年3月
2019年11月~2020年3月
2020年11月~2021年3月

申請の時に関わってくるので、ここではわかりやすくするために書いていませんが、必ず1円単位で書き出してください。
例えば、2018年11月~2019年3月の売上が
2018年11月 80万円
2018年12月 100万円
2019年1月 90万円
2019年2月 120万円
2019年3月 110万円
合計500万円だったとします。

2021年11月から2022年3月で例年に比べコロナの影響で売上が下がった月を決定します。これが対象月になります。

2021年11月 70万円
2021年12月 80万円
2022年1月 90万円
2022年2月 50万円
2022年3月 100万円

だとした場合、下がった月は2021年11月、2021年12月、2022年2月、2022年3月になります。その中でもっとも減少率が大きかったのは、
2019年2月 120万円 → 2022年2月 50万円
ですよね。
なので、ここでは対象月2月にしてみます。
つまり、ここの減少率が30%以上か、50%以上かによって給付金の額が変わってきます。

さらに、2018年11月~2019年3月の売上が500万円ですので、

基準期間の売上高 500万 -(対象月2022年2月の売上50万 × 5ヵ月 = 250万円)= 250万円 が給付対象です。

しかし、例えば基準月を含む事業年度の売上高が1億円以下の場合は、給付上限金額が100万円ですので、ご注意ください。

とりあえずまとまると、上記の例で言うと

基準期間 2018年11月~2019年3月
基準期間の売上高 500万円
基準月 2月(2019年)
対象月
 2月(2022年)
基準月の売上高 120万円
対象月の売上高 50万円
基準月から対象月の減少率 50%以上
基準期間の売上高 -対象月売上 × 5ヵ月 = 250万円= 250万円 が給付対象

※給付額の上限は基準月を含む事業年度の年間売上によって変わる

ってことになります。
ここまで、だいじょうぶそうですか?
この時点で、申請できそうかなって思ったら、手続きに移ります。

あとは下記に記載した必要書類を揃えていただき、オンラインで申請する感じになります。
給付額は、オンラインで申請中に自動計算してくれますので、とりあえずやってみましょう!

では、頑張ってください!!


▽おまけ(手続きの順番を簡単に・・・)

■申請ID作成

とりあえず申請できそうなら、申請IDを作成します。
一時支援金月次支援金をすでに受給したことがある方は、その時の申請IDで行います。

申請ID作成は事業復活支援金事務局ホームページから行います。
(リンクは外部サイトに遷移します)

■必要書類を揃える

登録機関に事前確認をしてもらうための必要書類と、申請のための必要書類を揃えます。

登録機関に事前確認してもらうための必要書類 
(一時支援金か月次支援金の受給があった場合は必要ありません)

申請のための必要書類

  • 確定申告書
    選択する基準期間によって、どの年度の確定申告書事業概算書が必要か異なりますが、3年分そろえておくと楽ですよ。

  • 対象月の売上台帳等

  • 履歴事項全部証明書(法人の場合)

  • 本人確認書類(個人の場合)

  • 通帳(振込先が確認できるページ)

  • 宣誓・同意書

詳細は必ず事業復活支援金事務局ホームページなどをご確認ください。

■登録確認機関の検索及び予約して、事前確認をしてもらう

登録確認機関というのは、普段お付き合いのある銀行さんや商工会議所さんでOK。特に付き合いがなければこちらから検索できます。
ちなみに、一時支援金月次支援金をすでに受給したことがある方は、ここを飛ばして申請に移れます。

https://reservation.ichijishienkin.go.jp/third-organ-search/

事前確認とは「事業を実施しているか」、「新型コロナウイルス感染症の影響を受けているか」、「給付対象等を正しく理解しているか」などです。
詳しくはこちらで。

■申請

この事前確認が終わると、マイページにアクセスでき申請できるようになります。
はやい人で申請後1週間くらいで給付された人もいるみたいです。
ただ、最近は申請する人も増えてきているみたいで、少し時間もかかるみたい。地域によっては事前確認に時間がかかる場合もあるので、早めに行動していきましょう。

マイページへのログインも、こちらからできますので、一通り目を通してください。

■手続き編の動画もあります

申請中にわからないことがあれば、

▽お問い合わせ

<事業復活支援金事務局 申請者専用 相談窓口>
・電話番号:0120-789-140
・受付時間:8時30分から19時(土日祝日含む)

ここに電話すれば丁寧に教えてくれます。


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