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【初めての事業計画書】で勘違いしやすい2つの注意点

事業主さんが「事業計画書を作りましょう!」というのは、どういう時でしょうか?
ほとんどが「おカネ」に関わることですよね。

資金調達、融資、補助金・・・

こういった場合にその事業計画書を読む人たちというのは、あなたのご家族でもお友達でもなく、銀行さんや行政の方、投資家さんということになります。
なので、ほとんどの場合は、あなたと「縁もゆかりもない方」が目を通すわけです。つまり、その方々はあなたのことも、あなたの事業のことも知らないわけです。

そういう方々に、自分の事業を「文章」で伝え、納得してもらわなければなりませんよね?

▽勘違いその1 よし!これなら完璧!大儲け間違いなし!

私が相談を受ける中で最も多い勘違いは、

大儲けしなければならないと思っている

です。
確かに利益の出ない事業におカネを出す人はいません。
だからといって逆に大儲けするような事業計画をいきなり持ってこられて、あなただったら信用しますか?
多くの人はこう言うと思います。

その大儲けの根拠は?

全てがとは言いませんが、ほとんどの場合、それは「夢物語」です。
それこそご家族やお友達なら

「いいんじゃない!頑張ってね!」

と言ってくれるかもしれません。
もしかしたら資金の融通もしてくれるかもしれません。

しかし、あなたのことを知らない、あなたの事業のことも知らない、そんな人に文章だけで夢物語を伝えて資金を調達するのは、正直、難しいです。

では、どうすればよいか。
すでに事業を始めているなら、いきなり何千万、何億円規模の事業計画を立てるのではなく、毎月少しずつ今の収益に上乗せするような事業計画を立ててみましょう。
もし、起業をするときに事業計画を立てるのであれば、最初に思った売上の50%くらいで見積もっても良いかもしれません。

もちろん、事業ですのでどれくらいの利益を出すかは大切になってきますが、もっと大切なのは「長く事業を続けることが出来る」ということです。

概ね、資金を出す人というのは、事業計画のそういうところを見ています。

▽勘違いその2 世の中カネだ!儲かればそれでいい!

もう一度言いますが、事業ですので利益を出すことはとても大切です。
ただ「儲かればいい」という事業計画書では、最後の一押しが出来ないのです。

最後の一押し、それはあなたの「熱意」です。

なぜ、その事業をやりたいのか、それをやるとなぜ良いのか、そういうあなたの想いや気持ちを熱くぶつけることが大切なのです。

そんなの関係ねえ~

と小島よしおさんのように言わないでください!
あ、古すぎでしたね笑
でもこれ、本当に大切なんで・・・

先ほども言ったように、あなたの事業計画書を見るのは、あなたのご家族やお友達ではなく、あなたのことも、あなたの事業のことも知らない人たちです。
その「熱意」「長く事業を続けることが出来る」ことにも繋がってきます。

▽経営革新計画も事業計画書が必要です

実は、直接おカネに関係しなくでも事業計画書を作ることがあります。
身近なところでは「経営革新計画」という各都道府県で出している制度があります。

中小企業庁のホームページに「経営革新計画進め方ガイドブック」というものがあります。

出典:中小企業庁  経営サポート「経営革新支援」

「身近なところ」と書きましたが、実はこれも知っている経営者・事業主が少ないんですよね。
まず、名前だけで「無理無理って・・・」
そりゃそうですよ。だって

革新

ですよ笑

いきなり革新的なものを作れって言われているみたいで、ハードルがメチャクチャ高いみたいです笑
でも、実際はそんなことは全然なくて、都道府県によっても違いますが、色んな恩恵を受けることが出来るんです。

詳しい内容はまた次回に・・・

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