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甘いものは偉大

衝動的に甘いものを摂取したくなる。

辛いものと甘いものって禁断症状みたいに「あああああ!」ってなるんです。もう今、摂取しないと爆発してしまう。そんな気持ちにすらなる。一種の麻薬のような感じに近いのかもしれません。

甘いものって脳に直接効く強さがあります。本当は幻想なんだろうけど、やっぱり「糖」として体のエネルギーになっている感じはあるんですね。小休憩の相棒にもぴったりです。

僕は缶コーヒーを週に一回くらい飲みます。体を気にして甘さ控えめとか買いません。美味しいと思ったやつを買います。「マックスコーヒー」というのがあって、ほとんど砂糖と練乳にちょっとのコーヒーを溶かしただけみたいな商品があるのですが、あれも好きです。あまりにも背徳の味がするので、年に1回飲むかどうかですが。

すべて仕事中ですが、やっぱり衝動的に甘いものを摂取したくなる時に買います。でも缶コーヒーって今や100円じゃ買えないんですよね。同じ商品がドラッグストアで68円とかで売られているのを見ると、100円でも利益取ってるんだ…という、なんだか上手にビジネスの輪の中に取り込まれている感じがして、ちくしょ!となります。まぁ買うんですけど。

でもやっぱりケチなので「こんなに缶コーヒー買うのってもったいないよなぁ」と思うわけです。一杯あたりの価格を計算して、月でいくらで、年間で…みたいなことを。もっと楽に嗜好品を楽しめば良いのにと思うのですが、大した稼ぎもないので、缶コーヒーに使うお金もバカになりません。買うたびにストレスになっても仕方がないのです。

今は缶コーヒーの話をしていますが、お酒もそうです。毎月のサブスクのこともそうです。携帯料金もそうです。ガソリン代も保険代も光熱費もみんなそうです。切り詰めないと生活できない。切り詰める時に優先順位をつけるとすれば、お酒をケチるとストレスになるからできない。ガソリン代も通勤があるからケチれない。

じゃあ食費か?外食もほとんどしないし、たまにの牛丼屋さんとか、マックとかその程度です。居酒屋さんにも行ってない。もちろんパソコンを持ち込んでスタバに行くとかできません。ちょっとの休憩と作業をしに500円とか600円使えないんです。たまに買ってセブンのコーヒー。「スタバでお茶しよう」は上流階級の会話になりつつあります。少なくとも僕の経済圏の中からは消えてしまった。はあ、書いてて泣きそう。書くけど(笑)

物価の上昇をひしひしを感じます。同じ生活をしていても、確実に赤字になっていく。じゃあ何かを諦めるしかない。でも甘いものって、特に仕事中に突然摂取したくなる。そこでです。本題に戻ります。

僕の脳裏にカルディが浮かびました。店頭でもらえるあの甘いコーヒー。大好きなんです。配っているコーヒーの中に入っている砂糖とミルクが一緒になったやつ。あれがお店で買えるんですよね。以前買ったことがある(けど使い切らず処分したような…)のを思い出し、世紀の大発見でもしたかのような気分になりました。大したことないんですけどね。コーヒーに混ぜるだけであの甘いコーヒーが作れるんだったら、自分好みの甘さにもできるし、安くコーヒーも作れるし一石二鳥。ということで、買ってきました。

次の朝、早速コーヒーを作ろうとします。350ml入るボトルに半分だけお湯を入れます。そこにインスタントコーヒーと買ってきた砂糖を投入します。まずはティースプーン1杯。ちょっと飲んでみる。まだまだ。2杯目。ちょっと甘くなった。3杯目、だいぶ甘くなったけど、まだ苦い…?4杯目。あれ、4杯目?気づいたら180mlくらいのコーヒーにティースプーン4杯の砂糖を投入しようとしていました。別にコーヒーが濃かったとかじゃないんです。むしろちょっと薄めに作ってるくらい。それで缶コーヒーと同じくらいの甘さを引き出そうとした結果がこれです。僕は朝のキッチンで腕組みをして考えました。

え、もう缶コーヒー飲めない…

気にせず飲んでいた美味しい缶コーヒー。甘いのが良いんだよな、なんて思っていた缶コーヒー。しかしそこに入っているのは目を見張るほどの量の砂糖であるという現実。もちろんインスタントコーヒーの銘柄を変えれば違うのかもしれません。しかし今使っているのも「カフェオレ用」って書いてある、そんなに濃くないやつなんです。コーヒー好きなのに、苦いコーヒーを飲むと胃が気持ち悪くなってしまうタイプなので、できるだけマイルドなものを選んで買っている。それがベースなのに、これだけの甘いものを投入しないと同じような味にならない。その現実に愕然としてしまった。

前は甘いものが欲しくなったときに、家で使っている砂糖(精製されてない茶色の)を入れて飲んでみたんですが、砂糖の味の主張が強くて「これじゃないなぁ」なんて思っていたんです。なんか黒糖みたいな味になってしまう。僕が飲みたいのは単純に甘さを感じるコーヒー。だからちょっと人口的な甘さを再現できる商品がちょうどよかったんです。その結果がこれだ…

あれ?前使いきれなかったときも同じような理由だったんだっけ?甘いコーヒーを目指しているうちに「やべえ!」って使うのやめたんだっけ?なんてことを今さら思い出す。

はい、ぐだぐだ語ってきましたが結果報告です。それから僕はどうしたか?一回で作るコーヒーの量を減らしました。以上(笑)

同じ甘さでも、少量なら罪悪感少ないですからね。完全に後付けの理由ですけど。350mlのボトルにちょびっとだけ作るのめんどくさいなぁなんて思ってしまうのですが、それでも甘いものを摂取したいという欲望には抗えない。だからそうする。

甘いものって偉大だな。でも気をつけなきゃな。
そう思いつつ、タッパーにパンパンに詰めた砂糖を眺め、にやけるのです。

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