「音楽は魔法じゃない」
おばんです。
3/25に南堀江knaveでライブを行いました。
久々に四人揃った状態で、っていつもですね。
たぶん、年末のknave以来だったんじゃないかな。
その時もやって、今回が2回目の新曲があります。
その名も「音楽は魔法じゃない」というんですが
なんか、「静かに暮らしたい」に引き続き、ミュージシャンらしからぬ題名な気もしますね。
この曲を作り始めた1番の発端は、コロナ前夜くらいに見た超先輩バンドのライブで
「音楽は人を救わない。人が勝手に救われるだけ」とのMCがあり、
それはそうだ!!と納得してその言葉だけがなんとなーく残っていて、
今この曲をライブでやるに至っています。
その後なんかのタイミングでめっちゃ仕事がハードになって
終電で帰宅して疲れすぎて一駅乗り過ごしたときに、
真っ暗な道を歩いて帰りながら作ったんですよね。
作った当初はストレート過ぎるなと思ってコードいじったり、
歌詞が全然出来なかったり、できたと思ったら歌えなくて変えたり
紆余曲折あって今の形になりました。
昨日久しぶりにこの曲をやるにあたって、どんなMCしようかなと考えてたんですけど、まとまらないまま喋って曲に入ってました。
でも結局言いたいのは最初のとこですね。「音楽は人を救わない」ただそれだけです。
また「音楽は世界を変えない」とも。
ただ、音楽を聴いた自分とか人は、そこから何か変わっていくかもしれない。
メジャーアーティストのでっかいコンサート見て良かったまた行きたいってなるように、
対バンの曲聴いて刺激を受けたり、そっから自分も進歩していくわけで
そういう意味で「世界は変わらないけど、どっかで変わる世界は確実にある」
そんなことを言いたい曲なんです。
だから自分のことを信じた好きなように音楽を突き詰めていきたいなっていう、
どっちかというとミュージシャン向けの曲なのかもしれません笑
リスナーの人も。
音楽とか歌詞は、たしかにメッセージ性を持っていることがあるし、
君のために歌われている曲もあるのかも知れない。
けど、自分がそう思ってるだけです。正直言って。
音楽は、正直もう世界を変えることも、人を救うこともないと思う。
だけど、音楽を聴いたあなたが、月並みですが明日からがんばろうとか
もっと具体的に、自分がどうしたいか?どうやったら幸せか?楽しいか?
っていうような、そういうのを考える契機ができたなら、
我々も音楽をやっている意味があると思うのです。
最初に聞いた「音楽は人を救わない」という言葉ではなく、
「音楽は魔法じゃない」をタイトルにしたのは、語呂の問題もあるけど、
僕たちがやってるのも、それで変わっていく世界も、魔法じゃなくて
目の前の現実に関わることなんだよって、そう言いたいからです。
今のところ僕は、ほぼ僕自身を救うために歌詞を書いたり歌ったりしてます
が、悪いこと以外なんでもいいから、誰かの原動力になっているのであれば
いいなと思います。
音楽は魔法じゃない
と、それ以外の曲たちのこともよろしくお願いします。
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