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春の風はわたしを生かすのか

体力がない。余裕がない。脳みその容量が足りてない。
調べたり考えたりするのは自分の体調と仕事のことばっかり。

行く場所も仕事に絡む。会う人にもそういう話ができる人を選んでる。ちょっと前までもっと余裕だった。楽しいこと考えて頑張ってた。

でも楽しいこと考えてたらその比重が傾いて、こんなに楽しみにしてたのにって思うことがあって、だったらもうあんまり考えないでいて、ただその日を待てばいいかと思った、そしたら仕事に飲み込まれてた。
先週も今週もイレギュラーなことが多くて、退職する人からもらえるものもらうのにお昼とかももったいなくて、仕事仕事仕事、定時すぐ退勤して頭切り替えて、会う人のこと考える。ぎりぎり。
場所も時間も全部決めてもらってばかりで申し訳ない。

先週の土日にも仕事して、そのまま月曜日が来て、帰り際に3年ぶりにほぼ音信不通だった友達から今日会えないかって連絡が来て、月曜日だし、疲れてるけど、今日逃したらもう会えないなと思って、走って会社出た。
糸がほどけるのには時間はいらなかったし、前よりもっと淡白に自分の軸を持っていられそうだったから、また会おうねと別れた。

その夜のこと思い出すけど、すぐ思考が飲まれていく。むしろそれでいいとさえ思うけど、あと何日乗り切れたら週末だって考えてたらまた土曜に仕事入るし。
仕事があるのはありがたい。求められなくて何者にもなれなくて、ただ不安でうずくまってた時間よりも全然いい。
無駄だと思ってた時間に自信が持てる。わたしが覚悟決めて飛び出した日々は間違えてなかった。何も変わらなかったと思ったけどそんなことなかった。自分と向き合ってクリアにしてきたこと、ちゃんと人に伝わってた。

写真は撮る人のものの見方が全部出る。ばれる。それで人間性を判断されることも全然ある。わたしもする。
その上で、仕事があるんだからしあわせだ。好きな人に頼られるのうれしい。信じてほしい人、わかってほしい人に求められたら安心する。

常に「ずれてないか」を考えてて、口にした時に着地してるようにしたい。何が好きで何が嫌いで、何を見てるかを自分で持ってるだけで強い気がする。
あと2年で30になる。ちゃんと積み重なってるよ。

仕事やめて、コロナで外に出れなかった時に、洗濯物取り込みながらベランダで見た夕日。
夏になりかけて、じめっとした中で感じた絶望感。
休みたいとずっと思ってて、いざ休んだらいかに自分の足元がぬかるんでるかに気づいた時から、ずっと不安で夜も寝れなくなるほどこわくて、がむしゃらに働いて、わたしは大丈夫だよって顔をして、社会に馴染んでるふりしてた時間、無駄じゃなかったよ。

ただ、今は本当につかれてへとへとで、連絡も返せてないけど、元気です、生きています。
春が来るね。

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