hiro_T

私立中高教員。大学では言語学を中心に学び、大学院では言語習得論を学びながら英語教材のあ…

hiro_T

私立中高教員。大学では言語学を中心に学び、大学院では言語習得論を学びながら英語教材のあり方について研究。修了後は民間企業で英語教材制作に従事し、やはりリアルな教育に直接携わりたいと思い現職に至る。教育や学びの本質、それに対する学校の関わり方について日々考え、奮闘中。

最近の記事

「ことば」はアートか?

最近、「アート思考」というワードをよく聞くようになった。ロジカル・シンキングやクリティカル・シンキングのように、アート・シンキングなるものがあるということだろうか。 詳しくはまだ知らないけど、ロジカルやクリティカルがシンキングと結びつくことにはなんの違和感もないのにどうもアートとシンキングの結びつきはしっくりこない。 まあそれはこれから勉強していきながら考えるとして、そんなことをきっかけに最近アートというのがいったい何を指す言葉なのかモヤモヤしている。 美術や音楽といっ

    • 「上機嫌に」働くということ

      国語の教科書にある内田樹さんの評論から、印象に残ったフレーズ。 上機嫌に働くものだけが、働くことの本質を知っているという。 学生にとっての勉強だってきっとそうだろう。 上機嫌に勉強するものだけが、勉強することの本質を知りうるんだと思う。 それはさておき、上機嫌に働くとはいったいどういう働き方、どういう様子を指すのだろうか?? 笑顔で楽しそうに、ということではないだろう。 働くということを、受動的にとらえている限り、上機嫌に働くことは決してできないだろう。 いくら余裕を

      • 「チーム学校」を若手から!

        最近、「チーム学校」ってよく聞くけど、これを若手のムーブメントからつくったらどうか?? トップダウンでは、チームはまとまらないでしょ! というわけで、自分でチームビルディングをスタートしてみることにします! 4月からいままでとは目指す方向も空気感もまったく異なる新設クラスができるこのチャンスに、自分がムーブメントを起こしてやろうじゃないか! まだこの学校に染まっていない(と思っている)この自分にしかできないことがたくさんあるはずだ。 いままでうちの学校は、一般入試での進

        • やる気スイッチはここに…!?

          なるほど、こういう感じでやる気にスイッチが入っていくのか! ちょっと見えてきたかも! 生徒たちの積極性というかチャレンジ精神みたいなものが、少しずつ表に出てくるようになってきている気がする。 キーになるのは、きっとこの2つかな! 1. 心の安全基地 2. プラス1 心の安全基地というのは、小さい子どもが何かにチャレンジするときに、そばでお母さんがずっと見守ってくれている安心感のようなもの。 見守ってくれている安心感があるから、子どもはチャレンジできる。1人では

        「ことば」はアートか?

          心がうごく瞬間(とき)

          心が動くときって、どんなときだろう? 心が動くか動かないかで、学びの質って全然ちがうよね? あ、ちなみにこのポスターは、ちがさき・もあな保育園というところがやっている写真展のポスターです。 めちゃくちゃ行きたかったけど、スケジュール的にむずかしいかな…。 でもこれ、ポスターだけでもこっちの心が動かされます、よね…!? 泥だらけの手の奥に、ワクワク感に満ちあふれた最高の笑顔。 何があったんだろうか、思い切り泣きじゃくる顔。 そして、自分の背丈よりも高さのある草をかき分

          心がうごく瞬間(とき)

          大人たちは変われるか…??

          中高生がこうやってアクション起こせるってすごいよね! たくさん知識詰め込んで、10年後に「高校時代めっちゃ勉強したなー。中身はもう何も覚えてないけど!笑」とか言ってるのと、覚えた知識量は多少減ってでもこうやって社会にアクション起こす中でいろんな課題をクリアしていく経験するのって、全然レベルちがくないか?? 「この問題は、こう考えてこうすれば解けるよ!」 「これはこんな語呂合わせで一発で覚えられるぞ!」 まあ、その工夫と努力は評価できるけれども、なんかね…笑 「

          大人たちは変われるか…??

          学校で子ども食堂ができるか…!?

          もしかして、学校を会場にして子ども食堂をオープンできるかも…?? そんなワクワクがとまらない!! 今日、めずらしく平日休みだったので、地域の社会福祉協議会へ突撃! 「子ども食堂についてお話を伺いたくて来ました」と言うと、すぐに担当者の方に快くつないでいただけました。 「どういったことでお越しいただいたのですか?」と担当者さま。 「私、学校教員なんですけど、この地域の子ども食堂に高校生が関われるチャンスはないかと思いまして。もっと言えば、学校で子ども食堂を運営できる可能性を

          学校で子ども食堂ができるか…!?