世界一周プロジェクト⑥インドインタビュー
こんにちは!
今回は海外で過ごした経験から、社会人になり、インドの教育支援ボランティアをしている下中恵さんにインタビューしました📝
下中さんについて
イギリス⼈の⽗親を持つ下中さん。
お父様は世界を⾒た⽅が学びになるという考え⽅を持っていたため、海外で過ごす機会が多かったそうです。
中学⼆年⽣の時に初の海外でタイに⾏き、タイ経由でネパール、インドと周辺諸国を回り、その時に現地でのボランティア活動を経験し、現地の⼦供たちのきらきらとした笑顔や幸せそうな姿を⽬にし、幸せとはなんだろうという思いを抱き、ボランティア活動に積極的に関わるようになります。
社会⼈になってからは、⾃分に今できることをモットーにインドの幼稚園卒業後も学業が続けられるように教育⽀援のボランティアを⾏っているそうです。
インドの教育の特徴
インドの学校は6⽉に始業式があります。これはモンスーンなどインドの気候が影響しているとも考えられます。
教育⾯に関しては、学校で最低でも3つの⾔語を学んでおり、英語・ヒンディー語・現地の⾔葉(地域それぞれの⾔語)を学ぶのが主流です。
またインドの学校は、⽇本とは異なり、⼩学校から⼤学⼊学までの 10 年間がつながっています。教育システム⾃体は⽇本と⼤きな違いがあるわけではないのですが、州によって法やシステムがバラバラで統⼀されていないのも特徴的です。
カースト制度が教育に与えている影響
カースト制度は本当にただ教育だけじゃなくてもう全体的に⼈⽣に影響するものではあると思います。
ものの考え⽅、価値観だったり古くからある⾵習だったりとか、やはり親が教育を受けてないと受けてないから⼦供に受けて欲しいって考える親と私たちだって受けてないから⼦供も受けなくていいといった両極端の⽅向性に陥る可能性があります。
これは本当に親によって考え⽅が異なると思われますが、少なくとも⾃分の⼦供により良い⼈⽣を送ってほしいのだったら、最低限の読み書きは必要と考えます。なぜなら読み書きができないと働けるできる仕事が限られてくるためです。なので、そういった意味ではカースト制度は⼦供の⼈⽣に⼤きく影響します。
例えばカースト制度に基づく、定められた職種の違いがあるため、私たちの発想のこういう仕事しかできないとなると。それ以上になろうとする気⼒も夢も持たなくなります。
インドでIT業界が急速に伸びたというのは、カースト制度に入っていない職種だったからと⾔われています。出⽣関係なく勉強してスキルを⾝につければ誰でも上に上がれるみといった夢があったため、急成⻑しました。このように、インドのカースト制度から抜け出せない環境下では、そもそもはじめから下層の⼈々の学習意欲を削いでしまうという影響があるのは確かであると思います。
近年のインド教育の変化
インドの法律として貧困家庭の⼦供を受け⼊れる最低限度が定められたように、少しずつではあるが、貧困層の⼦供たちの教育を⽀援する制度が増えつつあります。
⼦ども達が重要な労働⼒として扱われているインドでは、まずはより多くの⼦供に教育を受けさせることが⼤切だと考えるので、このような制度の変化が⾒られることはとても良いことだと思います。
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