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0120フリーダイヤルの意味

ソフトウエア工房孫風雅です。

ブログ投稿しています。最終版は此方から、ご覧ください。

皆様は、電話でダイヤルできる、”0120******”はご存じと思います。

また、”フリーダイヤル”との名称で、どの様なサービスかも、ご存じと推察します。

然しながら、このサービス、即ち、機能がどの様な意味を持っているか、ご存じでしょうか?

何故、サードタイトルに、ゲームチェンジャーの名前を使用したかというと、我々には見えないと思いますが、交換機側では、それまで無かった機能・サービスが提供され始めた為です。

皆さんにも判り易く、解説させて頂くと、先ず、料金の支払い側の入れ替えです。

通常、電話料金は電話を掛けた側が、支払いますが、フリーダイヤル:0120******は、どうでしょうか?

それ故、フリーダイヤル:0120******と言われているのですが、厳密には無料ではありません。電話運用会社も事業ですので、無料で継続的にサービスは提供できないと思います。要するにフリーダイヤル:0120******の電話の通話使用料金は、電話の受信側が支払っています。

結果、交換機側では、課金の仕組みが大幅に変更されているハズです。

何故なら、同じ機器(ご自宅の電話機の意味です。それと、同じ電話局の交換機)を使用して、料金を通話呼び出し者自身が支払う通話と、料金を受信側が支払ってくれる通話(フリーダイヤル)とを実現しているわけです。

細かい話は避けますが、上記の様に、同じ環境・同じ機器で、実現していますので、ある意味、二つの異なる処理が一つの交換機内のシステムソフトウェアで動作しているわけです。単純に、何も考えずに作れば、普通は倍の処理コードになってしまいます。

然しながら、アナログ交換機はメモリ空間や、その他のリソースが潤沢ではなく、制限があると聞いています。その為、うまい具合に、異なる課金方式の処理を実現する必要があるハズです。

最終的に、この課題(メモリ空間が小さい等)は克服され、フリーダイヤルのサービスは実現されましたが、その為の既存処理の変更にはかなりの時間を要したと推測できます。

インターネット上で国内の交換機の情報を検索しても、あまり詳しい情報が出てこない様です。アナログ交換機とデジタル交換の歴史が少し、出てくるぐらいで、後は概ね、PBX:構内交換機関連の情報が多いようです。

フリーダイヤルサービスは、それまで料金の支払いは電話を掛けた側が行うとの、仕様・ルールを、それ以降、電話を受診した側が、支払う電話番号もある、ということになりました。

講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。

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