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ソフトウェア工房孫風雅 インターネット活用 応用事例その2(漢文再学習中)

ソフトウエア工房孫風雅です。
ブログ始めました。

現在、講師は表題()中の様に、遠い昔に学校で習った漢文を再学習し始めました。

理由は、実はある中国TVドラマを視聴していて、中で出てきたあるシーンで、ある役者さんの、その歌声に注目し、インターネット上の情報を少し確認した結果、歌の内容が漢文と判り、レ点等多少漢文の知識があった(残っていた?)ため、興味を覚え、インターネット上の情報の確認範囲を漢文そのものに拡大しているところです。

先日コメントさせて頂いた、歌ウマ、演技ウマと感じているドラマ出演者のお一人です。(先日の”花と将軍”の男優さんではありません。別な方です)

インターネット上の情報を調べている過程で、この方は実は、俳優さんでは無く、芸人さんの様です。こちらで確認できている出演ドラマは、漢文の歌を歌っているシーンのある1作とその前の作(二つの作品は最初の作品と二つ目の作品とで、かなりの役者さんが両方に出演されているものになります)だけなのですが、芸人さんらしく、出演番組(言葉が分かりません、恐らくバラエティー番組)を動画で確認することができます。

漢文の詩を歌うシーンは、同業者のお祭りでの演技品評会の場面で出てきます。通常演技品評会は歌や踊りのできる女性のいる、所謂妓楼で働くプロの方を雇って出し物をする設定の様ですが、意地悪をする同業者がおり、有名どころ(歌を披露する本人の所属するお店も贔屓筋の妓楼あり)を全部お金で抑えてしまって、大々的な踊りの演技を披露します。トリの出し物が漢文の歌を歌う主人公のお店(お店の主人は主人公の奥さんです)になっており、出し物を披露できない様に嫌がらせをされ、何だかなーという感じでした。

この場面で、妻の窮地を助けて、趣のある漢文の詩の歌を小舟に乗って登場しながら、披露し且つ一人の舞姫の演技と繋げ、舞姫が踊り続ける間、歌を歌い続けます。このシーンで歌われているのが、以下の漢文の詩になります。(詩は途中までです。ここまでで、ドラマの演技は一区切りでした)

明月幾時有

把酒問青天

不知天上宮闕

今夕是何年

我欲乘風歸去

又恐瓊樓玉宇

高處不勝寒

起舞弄清影

何似在人間

本来、漢文は縦書きにして、見る・読むべきでしょうが、難しそうなので、横書きにさせて頂きます。

この歌は、中国の北宋の時代の”蘇軾:そしょく”という方の様で、詩の名前は”水調歌頭”になります。このドラマの挿入歌としても使用されているようです。(但し、挿入歌は別な歌手の方が歌われています)

尚、皆さんもご存じかと思いますが、作者は役人なので、昔の登用試験、科挙をPASSした人物の様です。従って相当、学力のある方と拝察します。

現在、この詩のレ点を確認していて、読みを行い、その後、自分で意味を考える予定です。

ただ、ドラマ中、日本語字幕で出てきた内容は、出演者の歌声と周りの聴衆(近隣の民が集まってきている場所で出し物が披露されているシチュエーションです)の反応と相まって、結構、いい感じではないかと思って見ていました。

日本では漢文は”古典”の授業の中で教わるのではないかと思います。今、切実にもっと真剣に勉強しておけば良かったと、反省していますが、過去は変えられず意味が無いので、インターネットを利用して、再学習を始めています。

直ぐには良い成果は得られないと思いますが、遠い頂きも、先ずは今日の一歩からと思います。

講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。

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