経営企画・事業企画・営業企画の違いとは？

私がまだ営業をしていた頃、「～企画」という名前の部署が何をしているかよく分かっていませんでした。
その後営業企画に異動し、「企画」って何をやる仕事なんですか？と上司に聞いても釈然とした回答がなく、、
どんな仕事か分かっていないと目指す人も目指しづらいし、配属されても何をすれば良いのか指針をつくりづらいので、同じような境遇の方の参考になればと思い経験をもとに整理してみました。

経営企画・事業企画・営業企画の違いとは？

「～企画」と名の付く職種では上記の3つが多いのではないかと思います。それぞれざっくり仕事内容をまとめてみました。

〇経営企画
会社の試算を管理し、キャッシュフローが正常に回るよう立ち回る。売上や利益、コストの数字を取りまとめて未来予測を立て、それによって予算配分を行ったりする。会社によってはM&Aや資金調達、中長期的な会社の戦略策定を行うこともある。
事業計画と≒な仕事をしているようなケースもあるが、どちらかというと経理に近い仕事内容であることが多い。
〇事業企画
会社が目指す姿を達成するまでの事業計画を策定し、達成するために週次・月次で各部署が何をやらなければいけないのかの施策まで検討して現場に連携する。また、事業企画側で施策の進捗をモニタリングし、進捗の進み具体によって必要があれば関係各所と対策の相談を行う。
新規事業など事業開発系の業務もこの部署が担うことが多い。
〇営業企画
事業企画が組織を横断的に見るのに対し、営業企画は営業の部署を中心に対応する。業務自体は事業企画に近いが、営業に焦点を当てて営業資料などより詳細な施策に目を配る傾向がある。
但し、提案型の"営業"である場合も求人に営業企画と記載されていたり、展示会の企画なども営業企画と表現されるケースも少なくない。経営企画・事業企画と比較すると会社によって扱いが異なることが多い職種。

※自分調べ

どうしたらなれるの？

学生さんと話していると「企画職やってみたい！」などの声を聞くことも多く、既に働いている方からも近い声も聞いたりするので、人材紹介会社での経験などももとにまとめました。

〇経営企画
事業企画からの異動、経理からの異動、コンサル会社からの転職、銀行やVCなど金融系企業からの転職、新卒配属などが基本的なルート。
経営企画からのキャリアとしては、特定の業種に詳しくなったり上場準備など経営企画としての専門性を尖らせていくか、金融系やコンサルなど経営サポート系の企業へ転職するケースなどが多い。
〇事業企画
経営企画・事業企画からの異動、現場からの異動（現場で事業立ち上げなどをしてから）、コンサル会社からの転職、新卒配属などが基本的なルート。
事業企画からのキャリアとしては、特定の業種やビジネスモデルに詳しくなったりと事業企画としての専門性を尖らせていくか、より上流を見たいという形で経営企画に異動したり、コンサルなど経営サポート系の企業へ転職するケースが多い。
〇営業企画
現場からの異動、転職時の職種転換（現場でオペレーション整備など携わっていた場合）、コンサル会社からの転職、新卒配属などが基本的なルート。
現場にある程度精通している必要があるので経営企画・事業企画より現場からの異動ハードルが低いものの、逆に新卒から配属となると苦労する可能性がある。
営業企画からのキャリアとしては、特定の業種に詳しくなったり事業開発やDXツールの導入など営業企画としての専門性を尖らせていくか、より上流を見たいという形で事業企画に異動するケースが多い。

※自分調べ

いかがでしたでしょうか。
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