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レバノン情勢とイスラエル(1967-2003年)

”iPhoneをつくる部品は日本にあった”などと聞くが、部品がプロダクトをつくるのではない、innovationが新しい体験をつくると思います。オラクル(Oracle Corporation)は、デザイン思考に力を注ぎ、イノベーションを生み出せる力を育む人材の育成を目的として、本社敷地内(カリフォルニア州レッドウッド)に”公立”のデザインテック高校「designtech」を設立しました。

逆に言えば、部品があったのにつくれなかった、なのに評論家にはなる(私がもっとも興味ないひとたち)。今の私の活動はそういう人たちと”チームにならない”ので、すばらしいひとたち(学生も)とイノベーションを実行して世界を良い場所へ変えることを任務としています。

メイン画像の出展:DefenseNews

レバノン国籍も持つカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)氏

カルロス・ゴーン氏は、”部品があったのにつくれなかった”ものを、日本でつくった”ひとり”だと思います。2019年12月末のゴーン氏の行動が、”イスラエルとレバノンの敵対関係”をあらわすニュースになったと思います。イスラエルとレバノンの関係をイスラエル情報機関の論文資料から見たいと思います。

レバノン情勢とイスラエルの情報機関(元IDI准将予備役)

イスラエルは3度レバノンと戦争を行い、数百の軍事行動を起こした。現在は破棄されているがレバノンは、イスラエルと和平条約を結んだアラブ国家(2番目)。自爆テロはレバノンで始まり、パレスチナ人たちに模倣された。イスラエルはレバノンとの関わりは深く、諜報活動において以下のような課題があった。

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画像出展:ISRAELDEFENSE

政府以上の力を持つ多様化する民兵組織

宗教や政治団体が組織する軍事力により、レバノンの中央政府としての力が弱かった。パレスチナ人は1982年まで最も強い軍事力を持っていたが、1990年にはヒズボラがとって変わった。ヒズボラは軍事そして政治組織であった。弱い社会経済層に浸透した。

社会の中心となるイデオロギーの欠如

過激な宗教的、自由、バース、ナセルなどのさまざまなイデオロギーが混在していた。犯罪組織、部族ギャングの利益追求イデオロギーもあった。

外部の影響と介入

レバノンはアラブの国の中で、最も他のアラブ地域と国際勢力の影響を受けた。1976年から約25年の間イスエルと関わりがあった。2003年ごろは、イランがヒズボラを支援してレバノンに強い影響力をもっていた。

無秩序化と内政の混乱

上記の要因から2度の内戦や政治的な不安定がつづき、暴力の混乱は文化となった。政敵の暗殺が横行した。同盟国の相手は次々変化して、イスラエル、ヒズボラとも手を握ったこともあった。政治と犯罪が絡み合っていた。

頻繁に変化するレバノンの派閥は政策決定者の特定を困難し、ヒズボラに関して知りたい場合は、テロ、軍事、社会、政治、国外からの影響とその相互作用も必要になり、イスラエル諜報機関の情報収集と分析の難しさを残しています。

情報の出展:
Israel's Silent Defender: An Inside Look at Sixty Years of Israeli Intelligence

イスラエルと先端テクノジーとブロックチェーン

軍事部門で最先端の技術開発が行われ、その人材を育成する、学術的そして支援の基盤が国に備わっています。サイバー戦争では世界でも高い技術を誇っています。有数な人材(エンジニア)がイスラエルのブロックチェーンエコシステムを引率しているのは言うまでもありません。

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