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Web3産学教育ハッカソン@近畿大学チーム&個人発表~2日目最終日~

Web3産学教育ハッカソンの2日目最終日は、暗号資産交換業者オーケーコイン・ジャパンと学生たちの集い、から始まりました。オーケーコイン・ジャパンのマーケティグ部の相良さんが、暗号資産取引所の仕事や業界での役割について話しました。相良さんも学生時代から暗号資産に興味があったこと、自身のキャリアパスを学生たちに紹介しました。このWeb3産学教育ハッカソンでオーケーコイン・ジャパンは、Web3開発者の人材育成と業界のキャリアパスに、暗号資産交換業者がどのような役割を持っているかを示してくれました。

2日目も近畿大学の意欲ある学生たちは、Web3開発で業界をリードするBunzzやエバーシステムのエンジニアたちがメンターとなり、まだ誰も見たことがない、プロダクトづくりに挑戦しました。

ご飯休憩!

Web3産学教育ハッカソンDAY2!のお昼は、焼肉重弁当、大エビフライ弁当が用意されました。学生たちは近畿大学アカデミックシアターのカフェエリアの思い思いの場所で美味しいご飯を頬張っていました。

近畿大学の森山先生が、Bunzzの伊藤さん、オーケーコイン・ジャパンの相良さんと教育ハッカソンをサポートする元院生エンジニアを、近畿大学の誇る充実した施設のツアーをしくれました。教育ハッカソンを開催するアカデミックシアターにはApple公認の学習部屋があります。森山研究室のある情報学部棟には、eスポーツを学ぶ専用の施設「esports Arena」があり、見学した人たちは皆「すごい!」って言っていました。

チームの成果物の発表

Web3産学教育ハッカソンの成果物発表が始まりました!まずは、森山研究室の院生で卒業研究のテーマ「ブロックチェーンで遺伝情報の検証」です。ゼロ知識証明とスマートコントラクトで、プライバシーを保護しながら遺伝情報の保有の検証です。課題・問題は、個人情報である遺伝情報をそのままブロックチェーンにのせることはできない。この院生はハッカソンの成果として、簡単なゼロ知識証明で、proof、検証鍵、証人の情報の発行の確認まで、できました。今後は、proofの中身が何を表しているのかを調べ、検証スマートコントラクトの動作を確認すること、そしてゼロ知識証明で検証スマートコンラクトを作ること、を続けます。

ハッカソンのテーマ「学内交流・地域活性化の活動証明」から、このチームはイベントなどで使える、発表者に内容を知られることなく、投票(ブロックチェーン)ができるアプリです。成果物として、Solidity言語で、投票権の譲渡、候補者の追加と取得、投票と結果を見る、ことができました。このチームは頑張った作業として、Next.jsで画面を作り、経験のなかったイーサリアムのブロックチェーン言語のsolidityを使って、実装したこと、を強調しました。

このチームは、NFTによるブランド品購入の証明と管理サイト、に取り組みました。成果物として、NFTを発行したい商品のレシート画像と詳細を入力し、ガス代を支払う、まで確認できました。そして想定UIとサービス設計を説明しました。このサービスを使った、購入者と販売者の利点を説明し、課題として販売者の、NFTに発行による負担や売買規約の変更(NFT証明の取消権)などを指摘しました。

このチームのアイデアは、スマホで携帯できるNFT化した学生証、です。大学サーバー、ユーザー(学生)、オンチェーンとオフチェーンを想定した、4つのシナリオを説明しました。成果物としては、参加証明のプロトコル「POAP」を使ったNFTの発行とMetaMaskでの確認、学生が特定のNFTを持っているかの判別(学生のトークンIDと発行側のトークンIDを照合)、ができました。

個人の成長の発表

チームの成果物発表の後は、この教育ハッカソンのハイライト、学生たち、ひとりひとりがこの2日間で、どれだけ成長したかを発表しました。発表項目は、プログラミング歴、ハッカソン中の作業内容、そして成長したことろ、です。学生たちはひとり1分で、Web3に挑んだ2日間の、意欲と思いを話しました。今回で3回目の教育ハッカソン、学生たちがWeb3でのプロダクト開発に取り組んだ経験と成長の話は、本当に感動しました。

この2日間でどれだけ自分が成長したかを話してくれた学生ひとりひとりに、Web3の人材育成と教育に貢献する、暗号資産交換業者オーケーコイン・ジャパンから、記念品が送られました。

学生の個人発表では、メンターで参加したWeb3フルスタックエンジニアの小迫さん(元森山研究室院生)が、一人ハッカソンで1日で作った、一人1票を投票できる、スマートコントラクトの投票ツールを使って、誰が一番成長したかを、みんなでブロックチェーン投票しました。もっとも票を得たのは、唯一文系・経営学部から参加した学生でした。

終了!

近畿大学の学生xWeb3産学教育ハッカソンの2日間の日程が終了しました。Web3/暗号資産産業界から参加していただいた、Bunzzのソリューションアーキテクトエンジニアの伊藤さん、エバーシステムのエンジニアの白濱(元森山研究室院生)さん、Web3フルスタックエンジニアの小迫さん(元森山研究室院生)、そしてオーケーコイン・ジャパンの相良さん、には特別の感謝の意を表したいと思います。学生たちが、新しいことを学び交流したメンターたちのところへ来て、ありがとうざいました、と言っていました。その光景はこの教育ハッカソンの財産です。

このWeb3教育ハッカソンは大学からの依頼です。大学側から要望がある限り、どんな規模であろうと、私たちは続けます。業界ではWeb3の人材育成が必要だと言いながら、近畿大学のようなWeb3と教育を公言している大学の要望を、業界が受け入れることができなければ、他の大学はもとより、産業発展はできないと考えています。

参加した学生たちに、ありがとう!

日本とスイスの大学や学会でのブロックチェーン/生成AIを促進する産学連携活動を行う。 暗号資産産業で世界をリードするスイスへの事業進出をサポートする。スイスの大学のサマースクールへ日本の学生を助成する。