うちにいる、ちゃいろい怪獣のような、ちょっぴりおバカないとおしい、いきもの

としは、10歳。
平均寿命は、10歳だなんて言われてるけど、
だから何さって気持ちでいる気がする。

お別れの時を思うと、
鼻がつーんとなる。まだまだだと思う、けど。

食べちゃだめ！と怒ってもティッシュをたべる。

持っていっちゃだめ！といってもハウスの中にわたしのくつしたをもっていく。(においがすき？笑)

かゆいところを掻くときは、顔がぐいーーんっとひきつってしまう。

洋服を着るのが大嫌いで、
着させるときはものすごい戦いがくりひろげられて、
ご主人たちはぼろぼろになったり、ならなかったり。

そんなこの子は、ちょっぴりおバカだ。

でも、ふとしたときに、とっても幸せな笑いをプレゼントしてくれる。

ねえねえ、そんなときもあるよ、って
泣いていると隣に来てくれて、顔をなめてくれて、くっついているとあったかくて、
触ると心が安らぐ。

ここにいてくれるのが不思議だなあ、なんて本気で思ったりして、ギュッと抱きしめてみたり。

ずっとずっと一緒にいてくれるのものだと思ってるけど、命だから、そんなことはなくて。

いつかお別れのときは必ず来る。

かわいいかわいい、ちゃいろい怪獣よ。
残りの犬生、もっともっと、幸せに生きようね。

私のくつしたはいくらだって持っていっていいよ！
その度にとりかえすよ。