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どうなる、建前!?台風が及ぼす新居への影響

昨年12月から本格的に着工しはじめた、セルフビルドで作る家づくり。

計画段階からいうと10年近く経ち、本格的に木の伐採や製材などの準備をはじめたのが3年ほど前。

木を切るところから家づくり…と聞くと、ロマンがあってかっこいいように聞こえるかもしれないが、この夫婦の人生をかけた一大プロジェクトには、相当な時間をかけております。

当初はもっといろいろとスムーズにいくかと思いきや、経験値が圧倒的に足りていないので、何に対しても見積もりがついつい甘く、時間がかなりかかってしまう…というのは、古民家DIY時代からのあるあるのような気がしているけど、今回の計画を大幅に狂わせてくれる、最大の敵となったのは「台風」。その名もKHANUN(カーヌン)。

引用先:気象庁の台風情報

「えー!そこで曲がって、高知に向かってくるの!?!?!?!」

と、7日と8日に予定していた建前をめがけて、ちょうどきてくれるカーヌン。

(建前を待つ基礎)

本来ならば、明日4日に、土台敷きがはじまり、その翌日5日には足場立て…など今週と来週にかけて、家づくりの最大なる目玉ともなる「建前」に向けて、工務店さんとも日程調整しながら、がっちがちに計画を進めてきたのだが、カーヌンさんにより、一気にこの計画が狂うことになったのでした。

防蟻処理で使う薬剤が雨に弱く、雨が降ると流れ落ちてしまう…ということで、防蟻処理の薬も決して安いものではないので、それならばとカーヌンさんが去られた後に現在、日程再調整中…。

来週の建前に向けて、最近は知人の大工さんにも追い込みで刻みを手伝ってもらったり、夫も林業学校の講師業の仕事を終えて、夕飯までの数時間を作業場で刻んだり…と、休みなしで頑張ってきたので、なんだか急に身体全身の力が抜けてしまうような感覚でありながらも、それもこれも運命だと思って、カーヌンさんが与えてくれた「ゴールデンタイム」として認識し、夫も建前がスムーズにいくように最大限がんばる…!宣言をしておりました。

台風が去ったら、少しは秋に近づいた気温が近づいてくれることを願いつつ…。

そんなわけで、上棟式のときには高知らしく「もち投げ」をしようと餅屋さんにも注文したり、我が子の希望で「菓子投げ」のために駄菓子屋さんに発注したりしていたわけですが、それらもすべて一旦延期。

(高知の激アツな文化「もち投げ」)

また改めて地元の方にも日程が決まればお知らせしたいと思いますので、気長にお待ちくださいませ…。

さらに申し訳ないのは、建前が終わったら、土壁をつくる下地材である「竹小舞」を編む作業があり、そのワークショップも開催予定だったのが、それらも日程がずれ込んでしまうので、予定を立てられていた方には本当に心よりお詫び申し上げます…。

しかし、改めて人間はいろいろなことをコントロールしているように思えるものの、自然の力には敵わないので、臨機応変にいくしかないということと、今の状況でできることをひとつひとつ着実に進めていくしかないと感じたのでした。

カーヌンめ…!!という気持ちが大きいですが、大荒れせず、最少限の被害で済むように願って、台風の影響を受ける地域にお住まいの方は、どうか安全第一にお気をつけてお過ごしくださいね。

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