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【林業日記4】新年の抱負。新参者が目指すところ。


こんにちは。夫婦で「ヤドリギ」という屋号で林業を営んでいる、嫁のセイカです。

改めまして、新年あけましておめでとうございます。

私たちが夫婦で林業を本格的にはじめたのは2020年の10月から。

夫はそれまでも個人事業主として林業経験がありましたが、一方の嫁である私はまったくのど素人。

林業を仕事にしてまだ1年にも満たない私が、実際に現場へ入り3ヶ月ほど働いてみて、なんとなく林業という仕事について少しずつではありますが、大枠を把握し始めてきました。

今回の記事では、そんなレベルの私が今年の目標としてどこを目指したいか、自分のためにも記録として抱負を綴っておこうと思います。

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私たち夫婦はいわゆる小規模林業と呼ばれる、小型機械(3トンクラスのショベルカー、2トンダンプ、林内作業車など)を用いて初期投資にはそこまでお金をかけずに、日々、山仕事を行っています。

2人の乳幼児を育てながらなので、仕事時間は平日8時半から17時頃まで働いています。

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林業はイメージとして、力仕事が多く、男性が担うもの…というイメージがありますが、実際に働いてみると、やはり力仕事というのは結構あります。

チェーンソーも長時間作業していたら腕が疲れるし、滑車や木回しに使うフェリングレバーなど、どれをとっても林業道具はどれも重量があり、そんな小さなことでも、筋トレなんて人生で一度もしたことがない私にとってはとにかく大変でした。

チェーンソーはエンジンをかけるだけでもバテバテで、「もう私、林業向いてないんじゃないか」と何度も思ったことでした。

だけれども、そのあたりは慣れてくると、筋肉もついてくるし、身体の動かし方というのも自然と覚えてくるようになります。人間の体ってすごい。

なので、そういう意味でも今年はなるべく林業現場へ出向き、まずはしっかりと基本的な作業を効率よく回せるように、仕事を身体に覚えさすことが大事なんだろうなと思います。

さらにいうと、林業は単なる肉体労働だけではダメで、結構頭を使うシーンも多くあります。木の伐倒のシーンでも木の重心がどこにあるかをしっかり見極める必要があるし、「造材」といって木を小切って丸太にするときにもうっかりすると、チェーンソーのバーが挟まれてしまうこともあるので、ここを切ったらどこに荷重がかかるかを考えなくていけないので、これがなかなか素人には難しい…。

なので、そのあたりも考えながら行動できるように日々精進していきます。

林業はとにかく慣れたころがケガをしやすいとも言われ、それが死亡災害につながるケースもあるので、どんなときでも初心を忘れず。

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あとは林業の醍醐味でもある木の伐倒は、林業歴8年目の夫もよく「一生勉強」と言うくらい奥が深いもので、ど素人の私がやると、ほとんどが「かかり木(※)」になってしまうので、まずはここもしっかりと自分のクセを見つけながら改善して、自分の思う方向に倒せる練習をしていかねば。

(※チェーンソーで伐採した木が自分が思っていた方向とは違う方向へ倒れてしまい、別の木にもたれかかった状態。いつ木が倒れてくるかわからず危険な状態。)

ど素人が林業を始めるとこんな感じで課題が大変多くみられる状況ではありますが、これから真面目にコツコツと働いて、知識と技術を身につけていきたいと思っているので、引き続き、この林業日記を今年もどうぞよろしくお願いいたします!

皆さんにとっても素晴らしき1年となりますように!


サポートありがとうございます!私たち夫婦は山を買うのが夢なので、その資金に充てさせていただきます!