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家の要は「基礎」。素人が基礎工事をやるとどうなるのか。

基礎工事は言葉の通り、家の「基礎」となる部分であり、もっとも大事な箇所であることは言うまでもありません。

とはいえ、基礎工事をすべて業者に丸投げするつもりも一切なく、これもまた他の作業と同じように、自分たちで関わりしろを作りたいと考えていました。

しっかりした基礎を作るにはどうすればいいのか?

その結論としては、「職人さんを雇いながら、指導してもらってやる」

そんなわけで当初の予定は5月中に、基礎工事の準備を進め、6月に着工予定でした。

しかし、よくよく考えてみると当たり前の話ではあるものの、素人思考なので、大事なところが抜け落ちていました。

ど素人が、

「家を建てるぞおおおおお」

と声高らかに、世間的に見ればアホなことをやっている夫婦なわけですが、そんな夫婦を見守ってくれて、アドバイスやサポートしてくれている、地元工務店があります。

その工務店の担当者の方が、

「基礎を終えたら建て方にはすぐ入った方が、基礎にとっても、アンカーボルトも錆びたりせず、いいのでは?」

と、考えれば当たり前ではありますが、大事なご指摘をくださいました。

一般的には基礎工事をして、養生後はすぐに「建て方」と言って、柱や土台、梁や桁などを組んでいくことがはじまります。

しかし、これらの材料準備から刻みまでも全て自分たちでやろうとしているので、材料準備はだいたいできているとはいえ、プレーナーを使ったカンナがけはまだできておらず、だいたいの材木はツルツルではなく、ザラザラ状態です。

そのため、すでに基礎に使うための鉄筋曲げを先日終えたばかりではあるのですが、基礎工事の方は保留になりました。

計画的なようで、全然計画的ではない、この感じ。

いや、全然計画的ではないですね…。

本当にたくさんの人を巻き込んできているので、申し訳ない気持ちもありつつ、しかしながら、みなさん温かく見守ってくださり、感謝しかありません…。

お礼の気持ちを示すには、しっかりとした、いい家を作るしかない!!!

素人が家を建てるということで、なんで家が3,000万円とか、目ん玉が飛び出そうなほどの価格なのか、理解できました。

「基礎工事」とかその一言の裏側には、たくさんの工程があるんですよね。わかっちゃいたけど、すべての工程を覗いてみると、知らない工程もたくさんあって、社会勉強している学生気分です。

しかし、だからといって、自分たちが3,000万円支払って、すべての工程を職人さんたちにおまかせするかというと、実際には「やってよかった」という工程が多いので、すべてを丸投げすることはないです。

たとえば、先日の「鉄筋曲げ」の作業。

鉄筋がこんなに長い状態であって、切断するこんなに便利な道具があるんだ!とか、実際に曲げる作業をやってみて、こんな加工をするんだなあとか、ひとつひとつ感激するのです。

機械もお借りして加工も体験。
こんな加工もお手のもの!職人さんも機械も尊敬しかない。

夫とは勢いで結婚したところもありますが(笑)

夫と結婚したことによって、自分の平凡な人生を歩んでいては経験できなかったことをさせてもらえていて感謝です。

そんなこともあり、基礎工事の着工予定を遅らすことになったので、直近のやることとしては、こんな感じ。

・手元にある材料のプレーナーがけ(カンナがけ)
・板材の製材のつづき
・カンナがけできた材木から順に刻み

まだ作業小屋も未完成ではあるので、そちらも早めに完成させたいところです。

DIY真っ只中の作業小屋。解体から移築再生!

自分たちの家を自分たちで作るのだから「納期」は存在しないですが、長男が現在4歳なので、小学校にあがる前くらいまでには住めるようにしておきたいところ。


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そんなときに夫がまたもやギックリ腰になりました…。

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