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夢がわからない/私もあんな風になりたい、と思ったら読む記事。


カッコよくあるというのは時に、「私の夢って、なんですか」と人に訊くようなものなんだ。


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少しだけ、私の話をさせて。


私のまわりにはありがたいことに、一生懸命頑張っている人が多い。…というと、ほんとうは語弊がある。一生懸命、楽しんでいる人が多い。それは起業だったり、趣味だったり、カフェ経営や農業だったり、圧倒的な作品作りだったりさ。キラキラしてる。会えば元気を貰えるし、学ぶこともすごく多い人達。


私もね、そっちに居たんだと思ってた。



過去の私が自分に嘘を吐いていたわけじゃない。仕事はすごく楽しかった。クライアントと走り抜けるあの時間、成果に喜んで泣いて、感動的な物語は数え切れないくらいあった。あれはどれも本物。

だけど、何処かに矛盾があったらしい。後から思うと、常にガソリンを無駄に使い続けている感じ。人に喜ばれ、私も喜ぶことがガソリンになって走るはずのビジネス。でも私自身に、無意識に無理を敷いていたんじゃないかと思う。無意識だから自分でさえ気付けない。なんでパワーが空回りしてるんだろう、そう思ううちにあれよあれよといううちに、気付けば鬱状態になっていたんだ。ガス欠。全てがストップ。


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夢はね、「頑張ること」じゃないんだよ。

そこらじゅうで言われてる事だけどさ、サッカー選手は無理にサッカーをしてたわけじゃなくて、好きだから「頑張れた」んだし。私もブログをかれこれ10年以上書き続けてるのは、「やめられない」から。ある種のドラッグだよもう笑

人に止められても、睡眠時間を削っても、やってしまうこと。人からはどうしたって「すごく頑張ってるね?!」と映ってしまうこと。頑張ることもあるけど、それは「頑張りたくて頑張っちゃってる」のであってさ、ため息吐きながら無理矢理自分のお尻を叩いてやってるわけじゃない。(勿論付随することでそういうことはあるけどね、確定申告とか、データ入力とかスケジュール管理とか!)



それを、私たちはつい忘れてしまうんだ。インスタで切り取られたキラキラや、noteで整えられたエッセイなんかを見ると、「ああ私も頑張らなくちゃ」ってつい、キッとした顔になっちゃう。でも思い出して、キッとした顔で叶えるのは夢じゃない。つい勝手に体が踊り出してしまうように、または大好きな人との幸せなキスに不安ごとなんてまるでなくなってしまうようなものが、あなたの、「ほんとうの夢」。


全然ロマンチックじゃないし映えないものも多い。人様にわざわざ出せるようなものでも、なんなら写真に収まらないようなものの方が多いかも。時に文章にすらならないつまらないもの。…でもね、それが自分の夢。夢が輝いてるんじゃなくて、カッコよくない夢を大切に出来た自分が輝いていくの。人に言えない、自慢も出来ないような、くだらなくて、でも大切に出来た瞬間思わずにっこりしてしまうもの。それこそが、何より大切すべき、あなたの夢で、私の夢。


つわものどもが夢の跡、とか言うけど。インスタやSNS、ブログって形に残ったそれはもう、まさに夢の跡。名残で抜け殻。だからそれを目指しちゃいけない。「もっとキラキラして」「もっと努力して」そんなメッセージは空っぽの嘘、少なくともあなたにとってはね。勝手にそう思っちゃうことも多いけど、そんなつもりで皆発信してるんじゃない。それは、見てる側には絶対に見えない、彼らだけの丁寧な夢を叶えた跡なの。


考えるより先に手を伸ばしてしまうような。胸がときめいてドキドキしてしまうような。人生は冒険だとシンドバッドは歌うけれど、そんなドラマチックじゃない、人生はどこまでも日常の連続。でも、間違いなくときめきは心のコンパスで。そしてそれに従って飛び出したあなたを見て人は言うの、「冒険してるね!」って。




Believe Compass of your heart.

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