ミシンの練習(縫い始め編)
ミシンでの作品作りにおいてとても大事なのが縫い始めです。
縫い始めをキレイにできるかできないかで完成したときの作品のクオリティに差がでてきます。
せっかく頑張って作品が完成したのに縫い始めがキレイじゃないために全体の質が落ちてしまうととてももったいないので今日は縫い始めのコツをご紹介していきます♪
試し縫いをする
まずは縫い始める前に使う生地の端切れで試し縫いをします。
試し縫いをして糸調子があっているかをきちんと確認をしておきます。
いきなり本番の生地で縫ってしまうと糸調子があっていれば問題ないですが、糸調子があっていないと糸が布に絡まってしまったりしてほどくときに生地を傷つけることが出てきます。
革製の布など縫いなおしが難しい生地を使うときなどは尚更です。
糸調子を合わせるのは少し面倒な作業ですが試し縫いをして必ず合わせるよう頑張りましょう♪
縫い始めは、返し縫いをする
ミシンで縫うとほつれにくく縫うことが出来ますがただ縫うだけだと縫い目を引っ張るとほどけてしまうことがあります。
そこで縫い初めに返し縫いをします。すると縫い目が丈夫になりほつれにくくなります。
ここからは返し縫いのやり方をご紹介していきます。
ミシンに布をセット
布をミシンにセットして、押さえを下げます。
3針ほど縫う
布をセットしたらまずは普通に3針ほど縫います。
(前の写真と同じように見えますが一応3針進んだ後です( ;∀;))
返し縫をする
ミシンの返し縫ボタンを押します。
返し縫ボタンを押すとミシンが後ろに進むので最初に縫ったライン上をたどるように進めて最初の位置に戻ります。
進行方向にに縫う
元の位置に戻ったら返し縫ボタンを離し元の進行方向に針を進めていきます。
返し縫いの部分が3重に縫われているため頑丈になります。
この頑丈さがほつれにくくしてくれます。
最初は縫い目がうまく重ねられないと思います。そんな時は返し縫いと2度目の縫いをゆっくりに縫って慣れていきましょう(^^)
糸が絡まないように縫う
縫い初めの糸が絡まってダマになることがよくあります。
これは縫い初めに糸が巻き込まれて生地の裏でこんがらがってしまうからです。
ここからは糸が絡まってダマにならないように説明していきます。
糸を出す
上糸と下糸を長めに出しておきます。
糸を押さえる
生地をセットし、押さえを下げて縫いたいところに針を落とします。
そして、縫い始める時に上糸と下糸を指で少し張るように抑えながら縫っていきます。
糸を押さえることで安定して絡まらなくなります♪
糸の始末
縫い初めは基本返し縫いで大丈夫ですが生地によってはそれでもほどけることがまれにあります。
そんな時は、糸を玉結びをしてより丈夫に糸がほどけないようにします。
糸を長めに残す
短いと糸を結ぶことが難しいので初めに糸を長めに出しておいて縫い始めます。
裏に出す
表に出ている糸(写真では赤の糸)を縫い針を使って裏に出します。
裏に出した糸を裏の糸(緑の糸)と一緒に玉止めします。
針に二回糸を巻く
縫い初めに針を当てて指で軽く押さえて針に二回糸を巻きつけます。
糸をひく
巻きつけた糸を指で押さえて糸をひきます。
すると糸が玉になって抜けることがなくなります♪
縫い目に絡ませる
最後に縫い目に絡ませて縫い、糸を切って完成です♪
以上が縫い初めをキレイにする方法でした♪
縫い初めがキレイにできれば作品のクオリティがぐっと上がるので是非マスターしてくださいね(^^)b
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