ハイパフォーマーは知っている 恐怖に負けない技術 辻 秀一
スポーツドクターの辻 秀一さんが書かれた本です。
「スポーツを趣味にしている人向けじゃないの?」、「別に恐怖なんて感じてないよ」と思われるかもしれません。
この本にはスポーツ選手だけではなく、全ての現代人が持つべきメンタルコントロールのエッセンスが凝縮して書かれています。
この本の内容を実行していけば
1. 恐怖の正体がわかる
2. チャレンジ精神が生まれる
3. 心を常にフロー状態に保てる
といいこと尽くめです!
いつものように、この本の一部をご紹介していきましょう。
1. 恐怖の正体がわかる
まず、恐怖そのものですが、著者によりますと『恐怖とは妄想である。』
と述べられています。
脳が一定のパターンで思考してしまうと恐怖が生まれてしまいます。
例えば、特定の相手に対して苦手意識がある場合、「今日も負けてしまうかも」と考えたり
不得意なコースに来ると「今日もスコアが悪いかも」など
これらは、事実ではなくて脳の中の思考のパターンです。さらに悪いことに、大抵の方は恐怖自体を感じている状態に気がついていません。
そのため思考パターンから抜け出す最初の一歩は恐怖を生み出す思考をしている自分に気づくことになります。
2. チャレンジ精神が生まれる
恐怖を感じたら、人間は答えを過去の記憶に求めます。そして、恐怖の思考パターンのループに入ってしまうわけです。
そのループから脱出するための一番良い選択肢は新しいことにチャレンジがフローな状態に近づける近道だと述べられています。
「上手くいくのか?」と思われたあなたにひとつだけ朗報をお伝えします。
チャレンジ精神を持つことそのものが、喜びや快感だと感じる仕組みが人間にはある
とさらに著者は言及しています。これらを理解すれば変化に強い一流の人間に近づけると言う訳です。
3. 心を常にフロー状態に保てる
恐怖の正体が分かったところで、最後に心をどのように保てば良いのかを説明します。
「良い結果を想像する?」、「高く評価されるように実力をつける?」どちらもNOです。
評価や結果を想像すると逆に恐怖に支配されてしまいます。
答えは「心の状態を良くすることをイメージする」です。
心が心地よいという状態を自分で切り替えられるという確信こそが自信をつくります。
ビジネスで成功している人が根拠のない自信を持っていることは良く聞く話です。あれは、自信があるのではなく心を常にフロー状態に保てると言っているだけで、運や実力は話されていません。
まとめ
私が紹介した内容はほんのごく一部で、その他現代人が持つべきメンタルコントールのエッセンスが凝縮されています。
ご自身の人生をより良い方向に導くため、是非お手に取って読まれることをお勧めいたします。
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