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学校の行事、PTA、急なお迎え。家事育児と仕事を両立させる、パワフルな会計スタッフの話

こんにちは、セブンリッチグループのnoteチームです。

今回は株式会社Seven Rich Accounting(以下SRA)へ、2017年にパートとして入社し、現在は正社員として北海道北見市のサテライトオフィスから遠隔でお仕事をしている西村へインタビューを行いました。

【西村貴子(にしむら たかこ)】

西村さん14

北海道美幌町出身で大学進学を機に上京。早稲田大学卒業後に東京で就職し、結婚。出産を機に専業主婦になった。その後は2人のお子さんの育児と家事をしつつ、近所の会計事務所で2年間パート勤務。その後知り合いの紹介で2017年にSRAへ入社した。

西村は出版社の広告営業として働くも残業や飲み会の頑張りで仕事が決まることが多く、育児をしながらでは働けないと思い、出産を機に専業主婦の道を選択。

その後彼女は東京で子育てをしていき、わが子の成長を実感する中で、心の片隅にあった「いつかは地元に戻って働きたい」という思いが再燃したそうです。

自身と家族のライフプランのため、テレワークの導入を会社に提案。現在は地元のサテライトオフィスで勤務をしている彼女に話を伺いました。

家庭と仕事が両立でき、経験も積める環境へ

西村さん13

——前職の会計事務所から、SRAに来ることになったきっかけはなんだったのでしょうか?

当時、近所の会計事務所で働いていたのですが、オホーツク出身者のコミュニティで紹介があり、将来を考えて東京と北海道に事務所があるSRAに転職することになりました。

というのも、いつか地元企業の経営に関わりたいという思いが当時からあって。会計の仕事は企業が年に1回必ず行う申告業務を代行で行っているため、地元の北海道でもニーズがあるだろうし、自分で食べていけるくらいの経験値をつけたいと思っていたのです。

——前職でも勤務形態はパートだったのでしょうか?

そうですね、家庭とパートの両立という感じで。ただ前職はあまり忙しくなく、担当していたのはゴミ出しや買い出し、簡単な入力作業でした。

上の子を幼稚園に、下の子を保育園に頑張って預けて、やっと出勤できたと思ったら「今日やることそんなにないかも」と言われることもあって.....。

前職では思っていたより知識が身につくことはなく、自分が北海道で会計の仕事をしている未来が見通せませんでした。

——それが転職しようと思った動機に?

そうですね。そうしたモヤモヤしていたタイミングでSRAを紹介され、面接を受けてみたいと思いました。

SRAの面接でも「地元に帰って会計の仕事をしたい」と伝えたことを覚えています。

——北海道で生活をしたい、という思いは一貫していますね。

私は会計や簿記の知識はほぼなく、子どもが2人いるので働ける時間にも制限があるというマイナス面も先に伝えて「会計の知識を身につけたい、勉強させてほしい」と、思いの丈をぶつけました。

ネガティブなリアクションがくるかと思っていましたが、人事や代表からは「いいですね!」とポジティブな反応が返ってきて、そこから私の将来についていろんな話ができたんです。

——たとえばどんな話をされたのでしょうか?

パートだからといって業務を限定するわけではなく誰でも平等に経験を積める、時間の制約があってもできることはたくさんある、と人事や代表の服部さんが私のモヤモヤを取り除いてくれました。

今までは、正社員になってフルタイムでバリバリ働くか、パートとして責任の小さい単純作業をするかの2択だと思っていたんですよね。

でも服部さんの話を聞いて「こんな会社もあるんだ」と嬉しくなったし、「ここなら家庭と仕事のバランスを考えて、経験や知識を得ながら安心して働けるかもしれない」と思いました。

育児と会計スタッフの両立

西村さん9

——実際にSRAで働いてみていかがでしょう。

とにかく忙しくて大変でしたが、充実していましたね。はじめは会計ソフトに慣れるために入力作業をメインに行っていましたが、初心者の自分にもどんどん仕事が増えていきました。

これを頑張れば次はお客さんの対応ができるとか、決算に関われるとか、業務のステップアップが明確で先を見通すことができたんです。

前職では時間がゆっくりと流れていて、うとうとしてしまうこともあっりましたが、SRAでは寝る暇はありません(笑)

——忙しい中で、睡眠時間は取れていましたか?

仕事を持って帰ることはなかったし、勤務時間も5時間だったので、それなりに睡眠時間は確保できていたんじゃないかなあ。東京で働いていたころは、こんなスケジュールで1日を過ごしていました。

東京での1日のスケジュール
06:00 起床
06:10 洗濯、朝食とお弁当作り、身支度など
07:50 上の子を小学校へ送り出す
08:30 自転車で幼稚園へ下の子を送りに
09:30 電車で渋谷のオフィスへ出勤
13:00 お昼休み
15:00 退勤
16:00 幼稚園へお迎え
17:00 帰宅
20:30 お子さんの寝かしつけ
23:00 就寝

——スケジュールを見た感じ、とても忙しそうですが.....!

通勤時間が往復で2時間あり、満員電車でヘトヘトになっていたんですよね。通勤の後の仕事、退勤の後の夕飯の支度がたいへんだったので、そこをなんとかしたいという思いがありました。

そこで、SRAではまだ導入されていなかったテレワークの導入を人事やメンバーに提案したんですよね。

パートさん限定でテレワークがスタート

西村さん8

——テレワークに移行したのはいつごろでしたか?

2019年ごろに週1で在宅勤務、週4で渋谷のオフィスに出勤という勤務体制になりました。

いまでは社内のほとんどがテレワークを活用していますが、当時はまだ珍しく、提案してすぐテレワークができたわけではなかったんです。

徐々に社内の理解を得て、まずはパートさん限定でテレワークを導入することができて、わたしひとりからでも声を上げることで組織が少しずつ変わっていくんだと思いました。

——テレワークを導入することで、通勤時間の悩みは解消されましたか?

すこしだけ時間を有効活用できるようになりました。

たとえば、午前中だけ授業参観があるとか、1時間だけPTAの集まりに出なきゃいけないとか。「もし在宅で仕事ができたら.....」「出勤時間がなければ本当は仕事ができたのに.....」という悩みがテレワークを導入したことによって解消されたんですよね。

なによりほかのパートさんもテレワークを導入し始めて、喜んでくれたのが嬉しかったですね。

念願だった通勤時間の短縮、そして勤務時間の増加

西村さん15

——現在は北海道にいらっしゃるんですよね。

2020年8月に北海道北見市に引っ越しました。

テレワークが一般的になり、在宅でも問題なく仕事ができると受け入れられたようで、念願だった地元のサテライトオフィスでの勤務が可能になりました。

——東京でネックだった通勤時間の悩みはいかがでしょう。

自宅と小学校とサテライトオフィスが徒歩10分圏内で結ばれていて、とても楽になりました。

加えて子どもが2人とも小学校に上がったので、お弁当を作らなくて良くなったのと、送迎がなくなったので朝はゆとりを持って出勤できています。通勤時間が往復2時間から30分に減少したことで勤務時間を増やすこともできました。

北見での1日のスケジュール
06:00 起床
06:10 自分とお子さんの朝の準備
07:45 出勤
08:00 サテライトオフィスに到着
12:00 お昼休み
17:00 退勤
17:30 学童保育へお迎え
17:45 帰宅
23:00 就寝

——仕事の内容に変化はありましたか?

入社当初と比べるとできる業務が大幅に増えました。いまは試算表などを作るよりも、それをチェックする「レビュアー」の役割になることが多く、東京や札幌にいるメンバーと協力しながら働いています。

——北見市からリモートで働くことで感じているデメリットはありますか。

渋谷の本社や札幌のオフィスには出社できず、東京と札幌の情報が入りづらくなってしまったことでしょうか.....。

出社できないというのはコミュニケーションにおいてはデメリットになることもあると思います。チャットで他愛のない話をして、積極的に情報を共有しています。

そんな中、北海道の企業や自分の生活を通して、東京では見えなかった地方ならではの課題も見えてきました。

会計税務に加えて、別の角度からも地元の力になりたい

——地方ならではの課題というのは?

北海道は車社会で、学童や習い事の送り迎えは保護者が仕事や家事の合間を縫って、自家用車で行かなくてはいけない状況でして。

こうした課題を、今広がりつつある新しいモビリティを取り入れてなんとかできないかな、と思っています。

——会計のほかに別の分野にも挑戦を?

もちろんまずは、本業の会計税務で地元の方々の役に立ちたいと思っています。

そうした地盤を固めた上ではありますが、ほかにも北海道に散らばっているさまざまな業界のプレイヤーが集まりたくなるようなコワーキングスペースを作れたらなあとも思っています。

北見を含むオホーツク地域では面白いことをしている方たちがたくさんいるのですが、隣町までが遠く、距離の問題もあってなかなか集まって仕事をするところがありません。

こちらもまだ具体的に何か決まっているわけではありませんが、そういった人たちが集まってその中から新しい事業やアイデアが生まれる場があればいいな、と思っています。

——北海道にいることでチャレンジしたいことがたくさん見えてきたんですね。

そうかもしれません。私は社会の役に立つとか、日本の課題を解決したいとかそういった広い視野で考えることはできないですが、身の回りの不便な部分を解消して、何かしらの形で地元の役に立ちたいです。

働ける時間に限りのあるお母さん、お父さんに

西村さん10

——最後に、SRAに興味を持っていただいた方へひとことお願いします。

私と同じく子育てと仕事を両立したいパートさんが増えて、テレワークも活用する人がどんどん増えていけば嬉しいです。

SRAにやってきたころの私はまだ乳飲み子を抱えているワンオペ育児をしているママでしたが、いまでは会計税務の知識も身につけて、お客さんに情報提供をする側にもなれました。

——ご自身で成長も実感されているんですね。

私の場合は会計業務に関する経験値をためて、将来北海道で食べていくことを見据えていましたが、子育てをしている方がどう働きに出たいか、ニーズは多岐に渡ると思うんです。

一方で、子育て世代に共通しているのは、時間に制限があること。

お金に困っている、社会とつながっていたい、業務の経験を積みたい、といった多様な働く意欲に対して、SRAは平等に可能性を拓いてくれる企業だと私は思っています。

だから、主婦(夫)の方がたくさん入ってきて、仲間がどんどん増えたら嬉しいです。

✳︎

Seven Rich Accountingでは、スタッフを募集しております!

「子育てをしつつ、すこしだけ時間が空いてきた」
「未経験だけど会計や税務の仕事に興味がある」
「短い勤務時間でも着実にスキルをつけたい」

そんな未来のSRAのメンバーをお待ちしております。興味を持っていただけましたら、ぜひお話しさせてください!


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