付加価値のある場所
良いものを安く。。消費者としての立場ならすごく真っ当な考え方です。普段の生活、暮らしの中では当然僕もそっちのほうがいいです。
しかし、いざ自分の仕事ということになると、「いいものを安く」という考え方はある一線を超えたときに危険度MAXであることはおそらく誰でもわかることでしょう。
ただ、この一線という、まさにボーダーラインは、人や組織などによって大きく異なるわけです。まして、売る側と買う側の間にはすごい差があるものです。
この記事を書いている日。僕の手元に一つのノートが届きました。3000円以上するノートです。はっきり言えばノートとしては高いものです。
ノートとは?という定義だけでいえば、高い部類に入るこのノートを僕がなぜ買ったか。
ここには付加価値があります。
✅ 昔の仲間が作ったプロダクトである
✅ こだわりの紙質
✅ どこか持ってることがカッコ良さそう
僕がこのノートにこの価格を払ったのは、ノートという定義の外にあるものです。
ここがポイントな気がするのです。付加価値とはそのものの定義の外にあるから価値を産む。逆を言えばそのものの定義の中にあるものは、おまけやサービスと言った部類に含まれるのではないかと。
僕らはついつい、付加価値を考える際にそのものの定義の中に作りがちじゃないでしょうか?その方が分かりやすいし、伝えやすい。しかし、その結果、その付加価値は価値を生んでいるものかを見直す必要がありそうです。
そもそも、付加価値を考えるときはすなわち、「価値を追加していく」ためですよね?しかし多くの場合、付加価値がサービスやおまけになり、「お得」なものになっていませんか?僕は時々そうなってます。というか、そう売られる傾向にあります。
中なのか、外なのか、
それ自体も人の価値観に依存するものかもしれません。しかし、付加価値のありか、付加価値の居場所というものをつける側がきちんと意図していないと、「お得」製造屋さんになってしまいます。
付加価値のある場所。
ちゃんと考えていきたいものです。
もし気に入ってもらえたら嬉しいです。情報の発信とコミュニケーションについていろんなチャレンジをしていきます。どうぞよろしくお願いします!