見出し画像

僕が、オンラインプレゼンテーションで気をつけた3つのこと。

前回の記事の続きになりますが、先日以下の環境という独特な環境下においてオンラインでプレゼンテーションをする機会がありました。

・事前にプレゼン資料を送っておく(数日前)
・回線を考慮して、画面共有はなし。音声のみの環境。グループ電話のような状況
・参加者全員がそれぞれ別の場所にいる

この環境下で僕がプレゼンに対して気をつけたことを今回お伝えします。

プレゼンの内容もだが、プレゼンの演出を考えた

提案のプレゼンテーションですから中身は当然のこと切磋琢磨して考えましたが、問題はいつものようにはいかないということです。いつもなら伝えられるものが伝わらないかもしれないという心配が頭をよぎります。そこで僕は演出めいたものを考えました。結果として重要視したのは、主人公を明確にすることです。自分たち側は複数人いたのですが、それぞれの役回りをなんとなく決めました。

・冒頭の挨拶で通信でのプレゼンになるため、時にうまくいかないことがあることへのエクスキューズを丁寧に説明する人
・プレゼンのメインの人
・タイムキーピングをしながら補足説明で時間調整をする人

例えばこんな感じです。これは、いわゆる数を見せるという意味もあります。オンラインしかも今回通話だけですから、相手が何に人いるかはわかりません。そこを音で見せるためにしました。

例えば、バトンタッチする場合、バトンを戻す際にも「ではここからは・・」や「これで私の説明を終わります。では●●に戻します」というような人の切り替え時における丁寧な説明も心がけました。

パートを自分たちでコントロールした

今回は時に顔が見えないつまり反応が見えないという状況になることを徹底的に想像しました。その結果、これを避けようということにしました。

途中で口を挟まれたくない

すごい悪い言葉にも聞こえますが、前回書きましたがオンラインでの通信を使ってのものは会話にタイムラグがあります。こちらがプレゼンしている途中で「あのすみません」と仮に言われても対面で言われる場合のそれと、おそらくコンマ何秒なのでしょうがずれてしまいます。このずれがプレゼンの流れを微妙に変えてしまうことを避けようとしました。

そのために何をしたか。それは、パートをこちらでコントロールしたということです。ある意味先手必勝です。冒頭にこちらからこういう発言をしました。

「今回通信ということもあり、普段の感じでの会話が難しい状況も考えられます。今回のプレゼンテーションにおきまして、まずは一方的な話になりますが私共のご提案をお聞きいただきたいと思います。ご質問については私どものプレゼン終了後にお願いいたします」

これを先方から言われる前にこちらか申し上げ、その場の時間軸と進行役を担う格好を取りました。

説明資料の現在地を言葉で明確に

今回特に画面の共有ができず、しかも事前に資料を渡すという形式だったため次の心配がありました。

・ネタが事前にバレる
・勝手に資料が進められやすい

ひとつめのネタバレはもう仕方ありません。そこは説明という部分でカバーしましょう。問題は勝手に資料が進められやすいということです。対面であれば、資料が勝手に進んだら戻すことができますが、今回はそうはいきません。見えないところで進められた場合、ネタバレの心配というよりも自分の発言・発話がどのページに対してのものなのかが、瞬間的にグレーになってしまうという恐ろしさがあります。

そこで僕が気をつけたのが「次のページお願いします」というページめくりの言葉を使わないということです。「次のページ」ではなく「●ページ」と具体的な数字(資料に記載したページ番号)を伝えながらとしました。

ページでいえばそうですが、例えば「この図」とか「ここの数字」などのような指示語をプレゼン時には徹底的に省くように努めました。

いつもより相手を気遣い、自分の時間に招く!

プレゼンの時に相手のことを考えることは当然なことではありますが、オンラインとなるといつもの数倍神経を尖らせる必要があるように思います。今回僕が体験したのは音声のみであり、映像がないものでしたが、仮に映像があったとしても相手の手元が見えなかったりします。

プレゼンテーションは自分たちの時間ですがオンラインになるとなかなかこちらの時間には入ってこられないような印象があります。相手を引入れるのではなく自分の時間に招くために、いつもよりも相手を気遣ってみましょう。

これから増えていくのかどうかはわかりませんし、今回のスタイルが結構特殊だったようにも思います。何か少し役に立てれば参考にされてみてください。


もし気に入ってもらえたら嬉しいです。情報の発信とコミュニケーションについていろんなチャレンジをしていきます。どうぞよろしくお願いします!