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AIに対する興味深い評価を聞いた

「AIはビジネスに使えるのか?」

答えとしては「あんた次第だよ」となってしまうのですが、つまりは評価は人それぞれだということです。

事実僕の周辺でも、良否双方の答えが返ってきます。ポジティブな回答をするのは、「使ったことがある人」で、ネガティブな回答をする人は「使ったことがない人」もしくは「使ったことがある人のアウトプットだけを見てるだけの人」であることが僕の統計としてまとまっています。

その中で、非常に興味深い評価を聞いたので共有したいと思います。

回答の結果としては、ネガティブな回答です。

ネガティブな回答をしたのは、個人ではなく組織というか部署というか。ある程度の塊からの回答でした。もちろんその中には「使ったことがある人」も含まれていたのですが、ネガティブな回答をした理由が非常に興味深いのです。

自分たちで考えたアウトプットとは異なるものだから

これが理由でした。自分たちのアウトプットと同じものを出さないから使えないというのです。これは非常に興味深い考え方だと思いました。

2つのポイントがあると思っています。
1つ目は、「広がり」と考えることができるか否か
2つ目は、「AIが出したものが100%」と考えるか否か

✅1つ目「広がり」と考えることができるか否か

AIが使えない理由が「自分たちで考えたアウトプットとは異なるものだから」という考えのもとには、自分たちと同じ考えとアウトプットを持ったAIじゃないと役に立たないというように聞こえます。こういう反応を耳にすると、問いたくなってしまうのです。

「もし、AIがそうなったらあなたはどんな仕事をするの?」

確かに研ぎ澄ましていくことは大切なのでしょうが、昨今の変化が激しい世の中においては新しい発想や価値観、考え方を取り入れたり気付いたりしながら自分たちをナビゲーションしていくことが大切だと思っています。

AIはその役割(思考の発散)の手助けになると思います。(今のところ)合理的に物事を整えることができるのがAIです。しがらみや根回し、文章的なコンテキストは理解しているかもしれませんが、情緒的なコンテキストはどうしても理解できません(今のところ)。

逆にそこを使って、目を向けなかった箇所に目を向けてくれるのがAIだったりするのです。もちろん、それが正しいかどうかは別の話。思考を拡張させて、考え方を広げるというのはAIだからできる技とも言えます。

✅2つ目の「AIが出したものが100%」と考えるか否か

そして2つ目。これは1つ目に通じるのですが、拡張された思考が提案された時、それが「すべて」だと考えてしまっては確かに「使えません」

AIが出したものも一つの意見として俯瞰的に捉えることができないと明言してるように聞こえるのです、この言葉は。。。

自分たちで考えたアウトプットとは異なるものだから

AIからのアウトプットはひとつの提案です。ひとつの意見です。もちろん、見当違いだったり、まったく意味不明なことだったり、明後日の言葉だったりするならばわかります。でもそうではなく、意外と合理的に論理的に芯を食っていたり、逆にジャンプした発想だったりというケースが多くあります。

思考の拡張の手伝いでしかなく、指示が来るわけではありません。


ではもし、仮に自分たちで考えたアウトプットとは同じものが返ってきたらそれは素晴らしいのでしょうか?なんか違う気がします。


「興味深い評価」と冒頭で書きましたが、実際は「めっちゃくちゃダサい評価」という感じなのです。「思考は狭めます。」「提案は受け付けません。」「考えなくて済むようにしたいんです。」と聞こえてしまうのです。


AIは使ってなんぼです。AIは人類の代わりではなく、人類を助けてくれるものです。

逆にそうしないならば、人っていりますか???


この記事は、先日アップした記事が何気に評価をいただいておりますので、連携した形で書いてみました。

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