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「できることをやりましょう」という言葉

ふと耳した言葉なんです。

「できることをやりましょう」

この言葉っていろんな捉え方ができるなぁとつくづく感じています。ただ、この言葉・・どんなときにどんなシチュエーションでどんな関係性において使われている言葉なんだろう?と考えてみたら少し見えてきます。

どんな時に使う言葉か?

僕の周りの場合・・という注意書きがつきますが

基本的にスムーズにことが運んでいるときには使われない言葉

だと思うんです。

トラブルが起きていたり、変な方向に向かっていたり、混乱が起きていたり・・といったネガティブな状況にあるときに、リーダーとか指揮をしている人が行動の整理をする際に使う言葉

であるように感じます。

かなり個人的な見解になりますが、僕の場合、誰かから「できることをやりましょう」と言われると、見切られたとか諦められたという感覚を持ってしまいます。先ほども述べた通り、スムーズに行っているという印象を与えられておらず、行動を整理されている状況だと捉えてしまいます。

この言葉の怖さ

この言葉が持っている怖さは、「成長を止めかねない」ということがあります。僕らは、「できないことをやってみる」ことで成長します。であるにもかかわらず、「できることをやりましょう」というのは、捉え方を間違ってしまうと「今のままでいい」という停滞を感じさせることもあると思います。

「今は」をつける

「できることをやりましょう」はネガティブなコンテキストにおいて発せられる言葉であることはなんとなくご理解いただけると思います。であるなら、そのようなフォローの言葉や行動も必要であると思います。

例えば「こんな状況だから、今はできることをやりましょう、今はだよ」と「今は」をつけることだったり、終わった後、できたことをきちんと土台にできるように整えたり・・と限定的であることや整理できたという事実を反芻することが大切かと思います。


「できることをやる」ということは、実は普通のことなんです。「できないことはできない」も普通のことです。でも。このロジックが正義であるならば、僕らは成長できません。

できないことをできるようになるために、
どうしたらいいかを考え行動する

もちろん失敗もしますが、実はこれが、僕らの「できること」だと思うんです。


少しチンケなリーダー論でした。


もし気に入ってもらえたら嬉しいです。情報の発信とコミュニケーションについていろんなチャレンジをしていきます。どうぞよろしくお願いします!