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【新】ワーママの小4の壁 乗り越える4つの方法

小4の壁とは

学童は小4で利用ができなくなる地域が多いため、放課後や長期休暇中のこどもの居場所の確保が難しくなることです。
こどもによっては、「学童以外の友達とも遊びたい」などの理由で、本人が行きたがらない場合もあります。

小1の壁では、なんとか学童でつなげていた方も、いよいよ「子どもの居場所作り」に取り組む必要性が出てきます。

さらに壁を複雑にするもの

自己肯定感への影響

ワーママにとって切実な困りごとであると同時に、子ども側の変化としても、この時期は非常に大切だと言われています。

9歳以降の小学校高学年の時期には、(中略)、発達の個人差も顕著になる(いわゆる「9歳の壁」)。身体も大きく成長し、自己肯定感を持ちはじめる時期であるが、反面、発達の個人差も大きく見られることから、自己に対する肯定的な意識を持てず、自尊感情の低下などにより劣等感を持ちやすくなる時期でもある。

文部科学省「3.子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題」

勉強が難しくなる

例えば、算数の場合、小3までは、たし算・引き算などの単純な計算問題がほとんどです。

一方、小4になると、図形やかけ算・わり算など、学習レベルが一気に高くなります。

基礎の積み重ねにプラスして応用力が問われるため、得意な子、不得意な子の差が出やすくなってしまいます。

中学受験の準備

ご家庭によっては、私立への進学も考えいるでしょう。
その場合、いわゆる塾弁など、さらに親の負担が大きくなることもあります。

もちろん、どの年齢もこどもにとって大切なのは言うまでもありません。
ただ、「適応しにくい」年代ではあるようです。

その分対応策も複数に

あげただけでも
  1. 子どもの居場所作り
  
2. 自己肯定感への影響
  3. 勉強が難しくなる
  4. 中学受験の準備
と、4つもみられました。

ひとつひとつ対応策を考えてみましょう。

「1. 子どもの居場所作り」への対応

放課後や長期休暇に子どもがひとりになることの対応は、兄弟がいるいない、安全に関する親御さんの考え方、こどもの個性など、複数の要因の掛け算から生じ、すべての方に必要ではありません。

ただ、少しでも不安がある場合には、新学期には引き続きベビーシッターなど頼れるものをつかい、様子をみながら週に5回だったものを3回にしていくなど、徐々に一人でお留守番ができるようにしていくのもよいですね。

塾通いや習い事を始め、「空白の時間」を作らないようにする方も多いようです。

いずれにしても「一人の時には絶対に家の鍵を開けない」「火を使わない」など、ご家庭でルールを決め、事前にお子さんとひとつひとつ確認をしましょう。
「なぜ、そのことがいけないのか」を理解できれば、ルールを守ることを大切にしてくれるはずです。

「2. 自己肯定感への影響」への対応

結果ではなく、「がんばったこと」「決めたことを守れたこと」など、努力や過程をほめるようにしましょう。

とはいえ、親も未熟な存在です。
時には、ご自身が望まなかった結果にがっかりした様子を見せてしまったり、つい口にしてしまうこともあるでしょう。

そのような時は、「お互い気持ちを切り替えよう」と声にだして、ゲームをする、おいしいものを食べるなど、ストレスを解消できるようにしましょう。

すべての努力が報われるわけはありません。
時には悔しい思いをしても、そこから少しづつでも立ち直ることが大切です。
その時に、「親は手をかしてくれる存在なんだ」と思ってもらえるといいですね。

「3. 勉強が難しくなる」への対応

コツコツと基礎を積み上げて、反復練習を重ねることが大切です。
親のかかわりも大切ですが、もう教えられるレベルを超えていたり、そのための時間がとれないことは大いにあります。

塾や家庭教師の活用はとても役立ちます。
ついひとりでは、だらけてしまうお子さんも多いのではないでしょうか。
そのような場合にも、学習のペースメーカーになってくれます。

「4.中学受験の準備」への対応

まずは、どの塾に通うかを決めるための情報を集めることです。
春休みの間に体験をしたり、面談をしてみましょう。

長期間通うことになるので、「なんとなくあう、あわない」といった肌感覚は大切になります。

できれば、実際に通っている親御さんの話が聞ければベストです。
休み時間の過ごし方や、先生の評判などはおさえておきたいところですよね。
周りにいなければ、LINEのオープンチャットの活用なども便利です。

まとめ

息子が小1の時には、小学校から学童まで距離があり、子どもたちだけで信号を渡り、そこそこの時間を歩くという環境でした。

もちろんそのことも心配だったのですが、4年生の大きなお兄さん、お姉さんと一緒の空間にいることも不安のひとつでした。

他年齢の子ども同士が触れ合うことで、良いこともたくさんあると思います。
一方で、息子は体が小さかったこともあり、うまくやれるだろうか…という心配が尽きませんでした。
壁の中でも肉体的な大変さだけでなく、神経をすり減らす大変さが大きかったです。

今回でワーママの壁についてのコラムは終了です。

今まさに渦中にいたり、これから直面するかもしれない方が、「こういう風にのりきればいいんだな」とか「みんなそうなんだな」と感じてくださっていれば幸いです。

次回以降のテーマ「燃え尽きない管理職になるには」

ワーママの壁は、実際に私が体験したことを「まとめ」の中でお伝えしていました。
次回以降のテーマも同じです。

私は「燃え尽きた管理職」でした。

私のようになってほしくないので、「どういった状況だったのか」「そうならないためにはどうすればよいのか」、正しい知識とリアルな体験をお届けします。

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