風来坊

AKBの初期のころより48G全体をふわっと眺めています。 今は「歌唱力No.1決定戦」…

風来坊

AKBの初期のころより48G全体をふわっと眺めています。 今は「歌唱力No.1決定戦」ファンです。 48G楽曲(とりわけあまりアイドルっぽくない曲)のファンでもあります。

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  • AKB48グループ歌唱力No.1決定戦

    AKB48グループ歌唱力No.1決定戦に関連する雑感です。

  • 48グループ楽曲歌詞解釈

    国内48グループの楽曲の歌詞解釈を行っています。

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48グループ楽曲歌詞解釈・楽曲リスト

楽曲の歌詞は、受け取り手によっていかようにも解釈できますよね。 歌詞をメロディーに乗せなければなりませんから、使える言葉にも限りがありますし、全体の字数にも制限がありますから、いちいちストーリーの背景や経緯などを説明している余裕もない。 また、説明していると長くなりそうなものや抽象的な対象は、比喩で表現されることも多い。 ですから、歌詞を読み解くためには、用いられている言葉が本当に意味するところを理解することと、書かれていない部分、それこそ行間をしっかりと読んで想像力を働かせ

    • 第6回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦 立候補メンバー最終発表

      立候補の締め切りからなかなか最終エントリーが発表されませんでしたけれども、締め切り1週間後にようやく発表されましたね。 これまでに比べると、やけに時間がかかっているように思うのですけれども、この間に一体何があったのやら……。 何はともあれ、最終的には105人の参加、参加率でいくと41.8%と、過去最高の参加率となりました。 今大会の参加者は以下の通り。 【AKB48】19人/44人中(参加率43.2%) 13期:岩立沙穂、村山彩希 チーム8初期:倉野尾成美、下尾みう、髙

      • 人は思っているほど弱くはない ~AKB48『あの日の自分』~

        この曲は、「DOCUMENTARY of AKB48」の5作目となる映画「存在する理由」(2016年公開)の主題歌として書き下ろされた曲です。 AKB48 8thアルバム「サムネイル」にも収録されています。 発足以来の大きな目標であった東京ドームでのコンサートを実現させた後、エース格であった前田敦子や大島優子らが卒業し、映画が公開された年の春には高橋みなみが卒業しています。 つまりこの年、AKB48はひとつの時代の終局を迎えていたわけです。 この曲の歌詞は、そういったAK

        • 第6回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦 立候補メンバー中間発表

          歌唱力No.1決定戦の参加者の中間発表がありましたけれども、前回大会の中間発表では313人中59人が個人戦の参加を表明していましたから、今回の中間発表で252人中55人の参加表明というのは、出足としてはそんなに悪くはないのでしょう。 まあ、48グループのメンバーの総数自体が、前回に比べると60人くらい減っていますから、参加者の絶対数が減るのはしかたがないことなのかもしれません。 最終的に前回程度の参加率(32%)だとすると、今年の参加者数は81人くらいということになりますけれ

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        48グループ楽曲歌詞解釈・楽曲リスト

        • 第6回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦 立候補メンバー最終発表

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        • AKB48グループ歌唱力No.1決定戦
          9本
        • 48グループ楽曲歌詞解釈
          48本

        記事

          池田裕楽の宿命

          開催を危ぶむ声もちらほらと聞こえてきていた中、ようやく第6回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦の開催がアナウンスされました。 アナウンスされた当日の夜、池田裕楽はShowroomの中で、出場するかどうか迷っているといったようなことを話していましたけれども、ニュアンスとしては、最終的には出場することになりそうな様子ではありましたね。 ただ、彼女の場合は、他のメンバーたちとは決定的にその立場が異なっていて、キツイ言い方になってしまいますけれども、彼女自身には出場しないとい

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          暗闇の中で見えてくるもの ~STU48『暗闇』~

          STU48のデビューシングルとなりますこの曲ですけれども、アイドルグループの楽曲のタイトルとしては、らしからぬものがありますよね。 とはいえ、この前年にNGT48もデビューシングルをリリースしていて、そのカップリング曲の中にも「暗闇求む」というタイトルの楽曲があるのですよね。 ちなみに、48グループの数多ある楽曲の中で、曲名に「暗闇」という言葉が入っているのは、今のところこの2曲だけです。 まずはひとまず曲名で話題をさらおうという意図もあったのでしょう。 また、国内の48グ

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          未来への期待と不安 ~AKB48『未来が目にしみる』~

          「AKB48春コンサート2024 inぴあアリーナMM」昼の部のサブタイトルにもなっていて、同コンサートのラストに歌われた曲でもあります。 ちょうど10年前のチームサプライズ公演「バラの儀式」の1曲目に当たる曲です。 同年に卒業した大島優子がセンターを務めていますね。 ところで、10年前の公演曲のタイトルを、なぜ今回のコンサート(昼の部)のサブタイトルに起用したのでしょうか。 1番Aメロ 夜明けは、新たな一日の始まり。 ここでは、未来への扉が開かれたことを意味しているの

          未来への期待と不安 ~AKB48『未来が目にしみる』~

          立ち上がって前へ進め! ~AKB48『Stand up』~

          AKB48・チームK「最終ベルが鳴る」公演の構成曲です。 恋愛系の曲が多いこの公演の中にあって、異彩を放っている曲と言って良いのかもしれません。 歌詞を読んでみると、まるで今現在のウクライナやパレスチナの状況を歌ったような曲になっているのですよね。 2008年に発表された曲で、特定の紛争とか戦争とかをモチーフにしているわけではないのでしょうけれども、詞の内容から言って、リアルに今日的な意味のある曲なのではないでしょうか。 曲の構成はやや変則的で、曲調はラテンのフォルクローレ

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          大切なものを失うということ ~SKE48『愛のホログラム』~

          この曲は、SKE48の32ndシングルの表題曲になります。 アップテンポの失恋ソングです。 1番Aメロ ホログラムというのは、正確には立体映像の記録媒体、つまりアナログ写真で言えばフィルム、デジタル写真で言えばメモリカードに相当するものの呼称ですから、ここで言っている「ホログラム」というのは、その記録媒体から呼び出して映し出された映像である「ホログラム映像」のことを指しているのでしょう。 その映像は、平面映像に比べるとはるかにリアルなものとして目に映るわけです。 とは言え

          大切なものを失うということ ~SKE48『愛のホログラム』~

          失いたくないもの ~AKB48『あの日の風鈴』~

          この曲は、AKB48の27thシングル「ギンガムチェック」のカップリング曲で、その27thシングル選抜総選挙で65位以下の圏外となったメンバー(ウェイティングガールズ)が全員参加している総勢171名による合唱曲となっています。 郷愁を誘う良い曲です。 1番Aメロ 主人公の子供のころの追憶から始まっていますけれども、もしかしたらこの主人公自身は都会生まれの都会育ちで、おじいちゃんが田舎に住んでいるということで、夏休みになると、その田舎を訪れては一夏を過ごしていたのかもしれま

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          故郷への感謝を込めて ~NGT48『Maxとき315号』~

          この曲は、NGT48の記念すべき初リリース曲になります。 ただし、NGT48のシングルデビュー曲としてではなく、AKB48の43rdシングル「君はメロディー」のカップリング曲としてなのですよね。 思えば、48グループの数多ある楽曲の中でも屈指の名曲とも言われるようになったこの曲が、NGT48名義のシングル表題曲としてリリースされたのではないということに、NGT48のファンの人たちは、やるせなさを感じているのではありませんかね。 このような変則的なリリースになったのには何かし

          故郷への感謝を込めて ~NGT48『Maxとき315号』~

          ぶつくさ言わずに行動を起こせ! ~STU48『独り言で語るくらいなら』~

          この曲は、STU48の6thシングルの表題曲になります。 これまでずっとシングル表題曲のセンターは瀧野由美子が務めてきましたけれども、この6thで初めて石田千穂がセンターを務めています。 かなりユニークな曲の構成で、サビで曲調がワルツに変わっている。 1番Aメロ 実際にこうした行動をとるかどうかはともかくとして、こういった気持になることってありますよね。 毎日毎日ぎゅうぎゅう詰めの通勤電車で会社に通っているサラーリマンならわかるのではありませんかね。 来る日も来る日も、代

          ぶつくさ言わずに行動を起こせ! ~STU48『独り言で語るくらいなら』~

          STU48 meets JAZZ with MAQ Vol.2

          2024年1月27日 WAKOゲバントホール 今村美月、谷口茉妃菜、峯吉愛梨沙 池田裕楽、小島愛子、清水紗良 岡田あずみ、岡村梨央、久留島優果 M01『Oleo』MAQの演奏 M02『思い出せる恋をしよう』全員 M03『夢をガラス瓶の中に』岡田あずみ M04『青い檸檬』清水紗良 M05『そして僕は僕じゃなくなる』峯吉愛梨沙 M06『花は誰のもの?』峯吉愛梨沙、清水紗良、岡田あずみ M07『All The Things You Are』MAQの演奏 M08『青春各駅停車』岡

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          池田裕楽ソロコンサート Sing a go!go!

          2014年1月27日 WAKOゲバントホール 池田裕楽 特別ゲスト:峯吉愛梨沙、清水紗良 M01『Isn't She Lovely』MAQの演奏 M02『気にならない孤独』 M03『風を待つ』 M04『瀬戸内の妹』 M05『思い出せてよかった』 M06『James』MAQの演奏 M07『なごり雪』(イルカ) M08『秋桜』(山口百恵) M09『愛のしるし』(PUFFY)+清水紗良 M10『また君に恋してる』(坂本冬美) M11『異邦人』(久保田早紀) M12『やさしい悪魔

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          語り合うべき友よ ~NMB48『太宰治を読んだか?』~

          この曲は、NMB48の1stアルバム「てっぺんとったんで!」に収録されている曲になります。 NMB48の公式では公開しているものがなかったので、山本彩のソロバージョンで……。 1番Aメロ前半 追い風を背にし、その風に乗って順風満帆に進んで行くことを潔しとせず、あえて向かい風に抗いながら進もうとする。 若いころにはありがちなことですよね。 一体何のために、何に抗っているのか、当の本人ですらわかっていないのかもしれません。 ただ、体も急激に成長し自意識も強くなってくる中学、

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          不自由と守護 ~STU48『制服の重さ』~

          この曲は、STU48の2ndシングル「風を待つ」のカップリング曲になります。 主人公は、おそらく高校生なのでしょう。 やりたいこともできない不自由な学生生活に息苦しさと不満を抱えている。 その不平不満が昂じて、この主人公は学校をドロップアウト、つまり中途退学してしまったのではないでしょうか。 頭サビ サビ始まりの曲ですね。 のっけから雲行きの怪しい文言が綴られていますけれども……。 学生生活は何かと制約が多くて不自由なもの。 そのため、やりたいことも思うようにできず、不

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