無宗教と言っておきながら、多分僕たちは宗教っぽいものに入っていると思うから、そんなに差別しなくていいんじゃん?

宗教っていうと日本人には馴染みが薄いものだと思います。

新興宗教っていうと危ない集団に見えますし、
キリスト教とかイスラム教とかはアカデミックに扱ったり、真面目に特定の切り口からしか捉えられないものとして扱われます。

とはいえ、アメリカ人とかだとキリスト教徒が多くそういった人とは宗教に対して過敏に構えることなく接することができている気がします(私は日本人以外を知らないので推測ですが)。

宗教の定義とかよく知らないですが、宗教っぽいものっていうと以下のような感じがします。
・教義と呼ばれる法則や拠り所になるような教えがある
・教祖などのシンボルがあがめられる

こう考えると私たちの周りにも宗教っぽい要素を兼ね備えているものがある気がします。

【教義系】
・常識(みんなが言ってることなんだから正しいことじゃん)
・科学(科学的根拠があるんだから正しい)
・データ(データが言ってるんだから正しい)
・自分(周りがなんと言おうと自分が信じたものをやる)

【教祖系】
・Apple教
・ホリエモン教
・尊敬してる上司教

私たちも無宗教と言っておきながら、拠り所にするものやシンボルにするものを持って生活してるんですよね。言ってしまえば「科学教」「常識教」「自分教」です。

そう考えるとなんか宗教ってそんな遠くないものな気がします。

宗教団体もアイドル好きの集まりと同じで、共通のものをよしとするコミュニティに過ぎない気がするんですよね。
「ハロウィンが都会の夏祭りだ」ってことを言っているのを聞いていい表現だと思いましたが、都会の希薄な関係の中でコミュニティに属せるって素敵なことだと思うんですよね。

まぁとはいえ、何でも信じたいものを信じれる世界にいられるかっていうと微妙で、人と話すときにはその人が信じるものについて考慮しないといけないですし、なんだったら自分に対してだって信じさせられないものは信じられないので、理論上なんだってというわけではないんですよね。

こんなことを考えると、宗教ってそんな悪くないものだと思いました。
ただ宗教勧誘のような人の時間を奪う意識のない人たちの活動に対しては居留守を使いますが。

おしまい


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