感情感覚と発声の相関関係
感情感覚と発声の相関関係は非常に
深いものがあります。
感情が高ぶると
声のトーンやリズムは変化し
それが相手に伝わります。
逆に、感情が穏やかな場合は
落ち着いた声が出ることが多いです。
感情が大きく激しい時
声が荒くなったり
声をはり上げたりすることが
あります。
一方で、感情が穏やかな場合は、
声が低くなったり
モノトーンになったりするのです。
これは、感情と声のトーンが
相互に影響しあっているためです。
さらに、発声には
意識的にコントロールできる部分と
コントロールできない部分があります。
感情が高まると自然に声が変化するため
コントロールできない部分に
影響を与えることがあるのです。
これは無意識下の神経伝達の
機能の働きで
技術力という努力性を振り切る場合が
あります。
一方で、意識的に声をコントロールすることから
感情をコントロールすることもできる
と言えます。
演劇で言えば演出家が
『その台詞の音を変えて欲しい』
というnote(日本ではダメ出し)
で感情感覚に変化が起きることを
経験した俳優もいらっしゃる
ことでしょう。
感情と発声の相関関係を理解していけば
感情のままに声を使い
喉にトラブルを抱えるようなことも
回避できます。
健康や身体の状態も含みながら
ご自身にとり
ふさわしい発声をすることは大切なことです。
ご自身の感情と声を
客観的に捉える視点は
技術力を向上するためにも
大変に必要な能力になります。
本日もお読み頂きありがとうございます。
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