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地元ミュージシャンとプロ・サーカスアーティストのコラボ「港のサーカス」がエポック・メイキングになった理由。


地元ミュージシャンとの共演が実を結んだ「港のサーカスへようこそ!」


 
↑ 「港のサーカスへようこそ!」ショートムービー、ぜひご覧ください☆

瀬戸内サーカスファクトリーが生まれた2011年からの、悲願のコラボ!


地元ミュージシャンやパフォーマーとのコラボレーションは、瀬戸内サーカスファクトリーの10年超の歴史の最初から始まっていました。
「地域と、ここにしかない新しい文化をつくり、世界へ発信する!」
という壮大な目標を掲げ、まさに県内を東奔西走(北海道出身なので、香川県内すべてが未知の世界!)、出会いを求めて当たって砕けて、また集まって、を繰り返してきました。

地元との試行錯誤

今年7月18日に実施して「港のサーカスへようこそ!」では、この10年の歴史が実を結んだと感じた、自分にとってはエポックメイキングな公演になりました。
音楽ディレクションは、2011年にMIMOCA20周年で初めてコラボした音楽隊の取注(とりちゅう。ステージネームです)さん。
彼女は不思議な才能の持ち主で、モノづくりのほうが本業だと思うのですが、手作り楽器を駆使しながら作曲や、ミュージシャンを集めて舞台に合わせた音作りを提案してくれたり、型にはまらない創作形態で、表に裏に、瀬戸内サーカスファクトリーに伴走してきてくれた地元クリエイター代表格です。
地元の表現者たちは、本業があったり家庭の事情があったり、プロのように集中した練習や創作がなかなか難しいのですが、その状況をくぐりぬけ、くぐりぬけ、よくぞここまで付き合ってくれました!と表彰状をあげたいくらい。


港のサーカスへようこそ!では、出演者こそ、初めてご一緒する地元ミュージシャンが多かったのですが、とても安心して任せられる方ばかりで、
そこに、移住してきたプロのサーカスアーティストチームという、コロナ前にはなかった座組で、安心の土台があっての、地元とのコラボレーションでした。
いつでも練習できる広い拠点(三豊市神田小跡施設)があるのも、大きな要素です。
サーカス器具を置いておけて、体調、仕事スケジュール、気候などによって「良いタイミングでいつでも」練習できる場は、サーカス創作にどれほど貢献しているかわかりません。
で、
で!

次なるステップへ!


おそらくですが、この「地元ミュージシャン&移住プロサーカスアーティスト」チームで、「この公演をやってほしい!」という要請をいただき、県外遠征ができるようになりそうです。
teamとして、まるごと、プロとして、この超MIXチームが県外から仕事をもらえる。
まさに、目指していた姿です。
言うほど簡単ではない「コラボレーション」。
互いの理解、熱意、大人であること(人間としての成熟度)、そして「同じ方向を見ていること」がとても大切です。
港のサーカスが、次なる時代の瀬戸内サーカスファクトリーの第一弾として花咲きますように。




(写真は、2019年春、港のサーカスへようこそ!と同じ場所で実施した地元獅子組とサーカスのコラボレーション。たくさんの試みと、出会い。)

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瀬戸内サーカスファクトリーは現代サーカスという文化を育て日本から発信するため、アーティストをサポートし、スタッフを育てています。まだまだ若いジャンルなので、多くの方に知っていただくことが必要です。もし自分のnote記事を気に入っていただけたら、ぜひサポートをお願い申し上げます!