百想芸術大賞
韓国のエンタメには授賞式が多い。
年末には各テレビ局ごとに演技大賞という日本アカデミー賞以上の盛大な
授賞式があり、大々的に放送されます。
この授賞式が華やかで見るのが楽しいのですが、
韓国のゴールデングローブ賞とも呼ばれている「百想芸術大賞」
先日、その今年の授賞式がありました。
【ドラマ部門】
大賞「椿の花咲く頃」 脚本賞「椿の花咲く頃」
作品賞「ストーブリーグ」
演出賞「夫婦の世界」
【映画部門】
大賞 作品賞
ポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』
監督賞
キム・ボラ『はちどり』
新人監督賞キム・ドヨン『82年生まれ、キム・ジヨン』
脚本賞
『EXIT イグジット』
「愛の不時着」のヒョンビン&ソン・イェジンは人気賞を受賞しましたが、
男性最優秀演技賞は、大賞・脚本賞を受賞した
「椿の花咲く頃」のカン・ハヌルだったことからも、
この作品が、かなり評価されている、期待大ドラマであることがわかります。
映画部門でも、大賞、作品賞はさすがに「パラサイト」ですが、
日本公開が延びていた個人的にすごく楽しみにしている
女性監督キム・ボラの「はちどり」が
ポン・ジュノ監督を押さえて監督賞を受賞していたり、
脚本賞は、エンターテイメント作品「EXIT」が獲っていることからも、
韓国のドラマ・映画界の層の厚さ、勢いを感じます。
韓国エンタメの授賞式に憧れて、ただその場の空気を感じたい一心で
数年前、百想芸術大賞授賞式を観に行ったのですが、盛り上がりは予想以上で、
ここにも夢の国・・・としばらく現実に戻れませんでした。
「愛の不時着」の次に観るには、「椿の花咲く頃」も良さそうです。
ヒロインは、「ありがとうございます」「パスタ」「最高の愛」「主君の太陽」
「大丈夫、愛だ」「プロデューサー」・・・挙げるときりがないですが
主演していればそれだけでいいドラマと言えるコン・ヒョジンが
3年ぶりにドラマに戻ってきた作品でもあり、その意味でもお墨付きです。