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書いた文、全部好きやけど。その中でもレスポンスが多かったものたち。
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人の好意を当然だと思うな

人の好意を当然だと思うな

自分への戒めだ。
「人の好意を当然だと思うな。」

人が人を気にかけるには、必ず理由がある。

外見や中身関係なく、
どこか惹かれるものがあるからだ。
その人の持つ魅力。

例えば「話が面白い」であったり、
「顔が可愛い」「仕事ができる」「癒される」
「楽しい」「嬉しい」「自然体でいれる」
理由は様々だ。

人の数だけ魅力がある。

そして、それに惹かれた人間は、自分の中の容量をその人の魅力に割い

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丁寧な暮らしってなんだよ

丁寧な暮らしってなんだよ

家帰ってカップ麺食うのは雑な暮らしなのか?あ“?

野菜の下処理をして細かく切って冷凍する?
それが丁寧な暮らしなのかよ。
食えりゃいいだろ。
味の素ぶち込めば一緒だろうがよ。

洗濯物を干して畳んでしまう?
うるせぇ。
物干しハンガーから直に着ろ。
熟れた果実のように靴下をもげ。

ハーブやプチトマトを育てる?
やめちまえそんな事。
庭を前提にして話すんな。
マリファナでも育ててろ。

そんな私

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自らをただの豚だと強く罵る

自らをただの豚だと強く罵る

自分が、人生で1番面白かった時期がある。
ここでいう「面白い」は通常と少し意味合いが違う。
腹を抱えて笑うとか、何かを新しい事を体験するとか、そういう「面白い」ではない。

第三者から見て、
人間的に、
自分自身にエンタメ性がある事だ。

その時期の自分は飢えていた。
カラッカラで、尖りまくっていて、でも救われる方法も分からず毒を吐きまくっていた。

今思い出してもあれほど病んだ時期はない。
だが

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ダリとエビと友人

ダリとエビと友人

サルバドール・ダリは、しばしばエビを女性器のメタファーにしたそうな。

彼の作品の中でも有名なロブスター電話。

強い。
意味はまったく分からないが、破壊力がすごい。
一度見たら忘れられない作品である。

ダリはロブスターを女性器に見立てて、電話の曲線に性の美しさを見出したのだそうだ。
これを世間は「超現実オブジェ」と称している。

(参考)

超現実オブジェ。
これもまた破壊力の高い言葉だ。

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多分、世界で一番の女の子

多分、世界で一番の女の子

とても好きな女の子がいる。今でも。

その子は、
2人きりの空間を作るのが上手だった。

女の子はグループを作るもので、当時 高校生の私達も10人ほどで集まって過ごしていた。
1人が喋ると、みんなそれに耳を傾ける。
興味があれば盛り上がり、そうでない子は携帯をイジる。

アメーバのように付かず離れず。
今考えると女子高生にしてはあっさりとした距離感だ。

その子は、みんなに聞こえるようには喋らなか

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ネット人格の第2成長期②

ネット人格の第2成長期②

私はリアルでの繋がりが薄く、ネットでのみ生存確認をしている知り合いが多い。

例えば高校の同級生。

直接連絡を取ることはないが、
当時 惰性でフォローしたInstagramで近況が分かるのだ。
タピオカを飲んでいる姿や、居酒屋で乾杯しているストーリーがあがる。
私はそれを見る。
その子は頭の片隅に存在し続ける。

人物そのものを見る事は無いが、
ネット上で「一方的に」情報のみを享受する。
希薄な

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ネット人格の第2成長期①

ネット人格の第2成長期①

私はネット上の人格を偽っている。
正確に言うと、Twitter・Instagram・LINE上の3つで、意図的にまったく違う内容を投稿している。

理由はシンプルに「面白い」からだ。

肉体を持つリアルの自分は 何をどう喋るか、常に取捨選択をしている。
親しい友人?家族?同僚?
雰囲気に合わせてお互いをすり合わせる。

相手の顔がリアルに見えてしまうだけに、良い雰囲気を作り、楽しく時を過ごしたくな

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