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執筆するときに横に置く参考書籍たち

 こんにちは。雪月花『椿』です。
 今回は、執筆する際に味方のように頼もしい本を少ないですがご紹介したいと思います。貴方にもそんな本があれば、コメントで教えてください。
 是非、参考にしてください。


物語の骨組み

クリエイターのための物語創作ノート


 その名の通り、物語を作る人に物語の作り方の基本を教えてくれる本です。この本を買った理由は、物語のつくり方を見直したいと思ったからです。

 特に誰から教えられたわけもなく、何かを真似したわけでもない。憧れの作家もいない私はほぼ自己流で小説を書いてきました。なので、基本がよくわかっていないのです。なんとなくで書いてきました。
 少し前に「自分の小説が薄っぺらい」と感じた私はどうしたら深みのある小説が書けるのだろうと思い悩みます。その結果、根本から書き方を見直そうと思いついたのです。

 この本は本屋さんで買ったのですが、やっぱり中身を見て買えるのが大事ですね。漫画とかは電子書籍に切り替えましたが、創作関係の本は実際に手に取って見たいです。
 パラパラとめくり、図や絵が多く使われていて分かりやすかったので決めました。他の本はそれこそ小説みたいな文字の羅列をひたすら読む感じなので私には合いませんでした。

 この本の良いところは、テーマから執筆のコツまで基本を網羅していることです。デビューに関しての章もあります。図と絵で誰でも分かりやすく解説してくれます。最後には書き込めるページがあるので実際に手を動かして物語を創れます。
 欠点としては、基本が書いてあるので極めた人や上級者には向かないことです。私のように「原点に帰る」「基本に戻る」目的ならおすすめですが、知っていることばかりだと思うので読んでも得られることはないかと思います。

 これから創作者になりたいと考えている方、右も左も分からない初心者の方に向いている本です。


執筆・言葉遣い

品格語辞典


 物書きさんが悩むあるあるに「同じような描写で同じ言葉を多用してしまう」ことがあるかと思います。私もその一人です。その悩みを解消してくれそうだったので買いました。Twitterで見つけた本です。

 内容は、改まった場面で使う言葉を「品格語」と名前を付け、辞典として引くものです。載っている言葉の例を挙げると「言う」「思い」「着く」「始める」など見出し語500語、品格語3300項目を収録しています。

 小説の本文を書くときに使う言葉はカチッとした言葉が多いので役に立ちました。辞典ですが、1ページに見出し語2~3語なのでとてもすっきり見れます。見出し語によっては10以上の項目があるので満足しています。本来はビジネス目的の本だと思います。でも、小説にぴったりです。
 悪い点は後ほど。

ことば選び実用辞典

 この本も先ほど紹介した本と似ていて、類語を多数収録している辞典です。こちらは辞典らしく、小さなサイズにぎっしりと見出し語が連なります。持ち運びに便利です。

 物書きさんならご存じの方も多い「ことば選び辞典」シリーズの一つで、一番使いやすくて多方面に使えます。値段もお手頃なので手に入れやすいです。全部揃えるのも役立ちますし、楽しそうですね。

 感想ですが、品格語辞典に比べてより多くの言葉が載っています。あまり使われない言葉も載っているので、なるべく多くの類語を知りたい方はことば選び実用辞典の方がいいでしょう。「言う」で比べると品格語辞典は8項目、ことば選び実用辞典は34項目と圧倒的な差がつきました。他の言葉でも結構な差がついています。
 しかし、「頑張る」など意外と使う言葉が載っていないので完璧というわけではありません。でも、だいたいのことは載っていると思います。

 ここで、品格語辞典の悪い点ですが、ことば選び実用辞典の方がきっと収録数が多いので金額の差ほどの価値はないです。今更買ったことをちょっと後悔しています。衝動買いだったので……。でも、表紙のデザイン、読みやすさが気に入ってはいるんですけれどね。それに、かなり崩した言葉が多く載っていて、たとえば「やばい」は27項目あります。これには驚きました。一長一短ですね。

 いかがだったでしょうか。
 3冊と少ないですが、私の相棒たちを紹介しました。これからも増やしていきたいです。欲しいなと思っている本があって、またそれはNoteで発信したいと思います。
 質問等ありましたら、コメントください。
 ではまた。

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