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真冬の北海道に世田谷十八番メンバーが降り立ったわけ

こんにちは。陰山です。
このnoteに飛んできてくださる読者の方は、世田谷十八番のinstagramも当然フォローしてくださっていると思いますが(そうであってほしい)、
その中に突如として現れた「北海道・札幌」という文字にハテナが浮かんだ方も多くいらっしゃるはず。

2月9日~11日まで、編集長の山田さん、PRの光冨さん、
そして、なんとなんと「北海道!?行きたい行きたい行きた~い!!」と、
幼児の如く駄々をこねた陰山まで連れて行ってもらいました!やった~!
北海道旅の始まりから終わりまで、伝えたいこと、どうでもいいこと、とにかく内容が盛りだくさんなのですが、
今回は「なぜ世田谷で活動している我々が、わざわざ北海道まで行ったのか?」ここだけに照準を合わせて、いつもよりちょっとだけ真面目に書こうと思います。

この先はずっと屋内もしくは地下にいるので、
北海道らしい景色を一枚挟んでおこうかな‥
3年ぶりの開催となった「雪まつり」。
可愛い雪像と札幌テレビ塔です

ラッキーガールの誕生秘話

時は昨年末まで遡ります。
世田谷十八番メンバーになりたての私は、まだ他のメンバーに直接ご挨拶すらできておらず、
忘年会でのご挨拶を楽しみにしておりました。
が、なんと、私、頭からすっぽり抜け落ちてしまっていたのです。
当日になって山田さん、まりえさんから連絡をもらって…。
(嘘でしょ…やだどうしよう…とりあえず自転車爆漕ぎで向かおう…)と、
246を爆漕ぎして遅刻参加、また子どもたちは実家に預けていたので早退という大失態をかましたのです。
嘘だと思うでしょ。私も嘘であってほしいと何度思ったことか…。

消化不良で終わってしまった忘年会。自分が悪いのは100も承知で、
改めて十八番の忘年会をしてほしい!!と懇願。
その時に急遽参加してくださった「futaba.」さんというイラストレーターの方との出会いが、今回の北海道旅に繋がったのです…!
このfutaba.さん、北海道で活躍されているイラストレーターで、光冨さんとは古くからのお知り合い。
私がメンバーとして参加する以前から十八番の活動に共感、また北海道で十八番の布教までしてくださっており、
東京に来たついでに参加してくれました。

ざっくり説明すると”札幌駅の地下にある「札幌駅前通地下歩行空間」、
通称「チカホ」内に期間限定開催するアートイベント「Parallel Museum Shop」に世田谷十八番も参加しませんか?”とのこと(詳細後述)。
もし可能であれば現地で世田谷十八番の配布もしませんか?とのこと…!
私がちゃんと忘年会を覚えていて、ちゃんと参加していればこの仕切り直しの会は生まれていたなかったわけで、
光冨さんがfutaba.さんと繋がっていなければ、もっと言えばこのタイミングでfutaba.さんが東京に来ていなかったら直接お話を聞けてなかったわけで。
これはもう陰山は幸運の女神と言ってもいいですよね!
この会がなくともお話はあったかもしれないということは置いておいて、
ラッキーガール陰山は嬉々として北海道旅に同行するのでした!

串焼きを囲んで聞いた北海道話。
勝手に顔を写すのは失礼かな‥と悶々としていたこの頃。
「noteのためにしっかり写真に残す」という
理由が生まれた今この瞬間‥
(残っている写真が本当にダメだ‥)

「ZINE」とはなんだ?

さて、突然ですが皆様は「ZINE(ジン)」という言葉をご存知ですか?
「MAGAZINE(マガジン)」が語源であるこの「ZINE(ジン)」は、
”個人やグループが発行する小冊子”のことで、
紙の大きさや枚数、デザイン・写真・テキストなど、とにかく自由に作って1つに留めたものを指しています。
たとえば子どもが描いたイラストを何枚かホッチキスで留めれば、それはもう立派な「ZINE」だし、趣味で撮り溜めた写真をコラージュして印刷したものをまとめたものだって「ZINE」なんです。

こんな説明をすると「写真集や作品集と何が違うの?」と思われるかもしれません。
一般的な写真集や作品集は、ハードカバーや良質な紙であることが多いと思いますが「ZINE」の魅力は何と言っても「既存の形にとらわれないもの」であること。
ここ数年はこの「ZINE」が注目を浴びていて、いろんなジャンルのクリエイターさんがZINEを作っています。
好きな形で、好きな表現で作ったZINEは、もはやクリエイターさんの名刺代わりと言っても過言ではないのかもしれません。

一番奥にあるのが「CRAFT ZINE」のコーナー。
その手前に十八番配布スペースを設けていただきました

札幌で繋がった数々のご縁に大感謝

札幌にある「NEVER MIND THE BOOKS」さんは、製作・プリント・製本まで全て手作りのZINEやフリーペーパー、漫画など、様々なジャンルのZINEを展示し、作り手から直接購入できる場を作っています。
今回参加させていただいた「Parallel Museum Shop」はこのNEVER MIND THE BOOKSさんが主催しており、世田谷十八番を置いてもらうスペースまで作ってくださいました。

世田谷十八番配布ブースの様子。
光冨さん(左)と陰山(右)の話に足を止めて聞いてくださる現地の方々、ありがとうございました

また、昭和11年から創業している老舗の製本会社「石田製本」さんは
「Parallel Museum Shop」に参加している1つで、4月からスタートする新サービス「CRAFT ZINE」の見本サンプルを展示されました。
futaba.さんはこの見本サンプルに参加、そして世田谷十八番も一緒に!と宣伝してくださり(涙)、13組のうちの1組として世田谷十八番も参加させていただきました!
これまでご紹介させていただいた先達たちの写真集のような、そんな一冊を作っていただきました。
普段の十八番とは違い、ハードカバーがついて光沢のある紙に写る先達たちの表情がまた美しく、改めてこの機会を作ってくださったfutaba.さんや、
配布スペースまで作っていただいたNEVER MIND THE BOOKSさん、
そしてこんなに素敵にZINEとして製本してくださった石田製本さんに感謝感謝の北海道旅でした。

また「Twitterで見た」「Instagramで見た」とわざわざ足を運んで、世田谷十八番をもらいに来てくださった方々や、
「私、昔世田谷に住んでたのよ~」と、当時の世田谷を教えてくださったり「〇〇にある□□のお店、あそこ先達じゃないかな~」と情報をくださった方々も、とにかく会期中の5日間で世田谷十八番を手に取ってくださった皆様、本当にありがとうございました!
顔を見ながら直接手渡しができたことはとてもいい経験になりました。
世田谷のみならず、他の地域や県をまたいで十八番の活動ができればこんなに楽しいことはないと…。

製本していただいた十八番を持つのはfutaba.さん。
自分の作品より十八番を宣伝してくださって‥
なんて徳の高い人なんだ‥

せっかく世田谷十八番と北海道を繋いでいただいたので、
「北海道十八番も作りたい…」と新たな野望が生まれた我々。
またここでもfutaba.さんに奔走していただき、早速そのキーマンである札幌の重鎮にもお会いすることができました…!
この模様は次のnoteでご紹介します!
札幌で出会ったたくさんのご縁にビッグラブ!!ありがとうございました!

【今回ご協力いただいた皆様】

NEVER MIND THE BOOKS

プロでもアマチュアでも気軽に参加できるメディア「ZINE」を通して、ジャンルレスな可能性を探り、新たな出会いのきっかけを生み出す活動を行う
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Instagram

石田製本株式会社
昭和11年創業の「まごころをこめた本づくり」をモットーにする印刷会社
HP
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石田製本が2023年にスタートする新サービス
CRAFT ZINE
Instagram

futaba.
北海道を拠点に活躍するイラストレーター
HP
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