見出し画像

続・自分の腕が次を呼ぶ

「営業って、制作のメンバーの得意分野とか、けっこう知らないものなんだよ」

先日、ある営業マンに言われました。そこで出てきたのは私の事例でした。

「せたさんが書いた挨拶状を社長が気に入って『またあいつに書かせろ』って言われた話も知らなかったもん。E(担当営業)に教えてもらって、あぁそんなに上手いんだって思ったくらいだから」

もう入社してから5年以上経っていて、この人の担当案件もかなりこなしたはずなのですが、私の文章力がどのくらいのものかというのは把握していなかったようです。そもそも、上手いかどうかなど考えたこともなかったかもしれません。

私が書いた文章を読まなくても、担当営業が困ることはありません。彼らにとって大切なのは自身が読んでどう思うかではなく、クライアント側がどう思うかなのです。ゆえに熟読して内容を確認することなどないのでしょう。

今回の場合は、おそらく「社長に気に入られた」というのがパワーワードになったのだと思います。営業マンの立場からすると「せたの文章力は俺の仕事にも使えるのではないか」ということです。もっと早く気づいて欲しかったとは思いますが、まあ良かったと思うべきでしょう。

そして、また別の営業マンからも挨拶状の代筆を頼まれました。昵懇のクライアントの社長から依頼が来たそうです。これから同じような話が増えていくのか、密かに期待しています。

この記事が参加している募集

#ライターの仕事

7,359件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?