重要伝統的建造物群保存地区で「逃走中」をやってみては

先程まで子どもたちと「逃走中」を観ていました。普段の日曜は21時でテレビは終了にしているのですが、佳境で止めるのも気の毒なので、この番組に関しては容認しています。

今回は横浜中華街が舞台でした。細い路地が多く隠れる場所があちこちにあり、いろいろな戦略が考えられそうです。実際、前半はじっと息を殺して機会を待ち後半は主役級の活躍（？）をしたピン芸人がいました。

そこで思いついたのが、標題のアイデアです。これまでにも日光江戸村や北海道開拓の村で行われたことはありますが、リアルな古い町並みが舞台になったことはないようです。もし実現すればゲームとして面白いだけでなく、魅力的な観光振興にもなるのではないでしょうか。

そこで、重要伝統的建造物群保存地区の一覧から、面積が横浜中華街と同じくらいのところをピックアップしてみました。私が行ったことのあるところでは、以下の2つが良さそうです。

◼️今井町（奈良県橿原市）

今井町の風景

ここは中世から近世にかけて自治都市として繁栄したところで、江戸時代の面影が今も残っています。かつては環濠集落だったため境界がはっきりしていて、交通規制もやりやすそうです。近鉄特急を利用すれば京都駅から約1時間で行くことができるので、「逃走中」の舞台になれば大幅な集客力アップが望めるでしょう。

◼️飫肥（宮崎県日南市）

飫肥の風景

こちらは安土桃山～江戸時代の城下町で、武家屋敷や商家が多く残されています。城跡があるのでそれを利用したミッションを行うのも面白そうです。宮崎県南部は交通が便利なところではありませんが、宮崎空港から日南市までは車で35分ほどらしいので、それほど行きにくいわけではありません。ただ、城下町の中央を国道222号が走っているので、大掛かりな交通規制は必要になりそうです。

「逃走中」ができそうな町並みは、ほかにもあちこちにあるでしょう。有名タレントやアスリートが多く訪れるわけですから、町の宣伝になるのは間違いありません。手を挙げる自治体が出てくることを、密かに期待しています。

※写真3点はいずれもPhoto ACからダウンロードしたものです。