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素直で真面目でポジティブな97歳

今日は和歌山県橋本市に住む父方の祖母を訪ねました。祖母は大正15年1月生まれの97歳ですが、今も元気に暮らしています。

我々が着いたとき、祖母はいつものようにダイニングキッチンのテレビの前の椅子に座っていました。少し前までは私が扉を開くとすぐ立って出迎えてくれたものですが、今日は座ったままです。昨日転倒して歩くのがきついという話でした。

ところが、しばらく経つと祖母は立ち上がり、別室へと歩き始めました。曾孫たちのために用意していた菓子があるそうです。場所を教えてくれたら私が取りに行くのですが、祖母は自分でできることは自分でやらないと気が済まないようなところがあります。これも長生きの要因の1つだと私は思っています。

スピードはゆっくりで、腰も曲がってきましたが、それでもよろけることはなく、しっかりと歩いています。暑さもあってこの夏はずいぶん衰えたと聞いていましたが、まだまだ体力も気力も尽きていないようです。

我が家の子どもたちとの記念写真をリクエストすると、笑顔で写ってくれました。曾孫の成長が嬉しくて仕方がないようで、喜んでいるのを見ると私も嬉しくなります。

子どもたちにとっても、曾祖母と触れ合うことは人生の糧になるでしょう。97歳という年齢は、彼女たちが日常的に会う高齢者とはレベルが違います。昔話を聞くことはなくても、様子や行動から気づくことがいろいろとあったはずです。

「また来ます。お元気で」

帰り際に言うことはいつも同じです。素直で真面目でポジティブな祖母なので、さらに成長した曾孫の顔を見るために、まだまだ頑張ってくれるでしょう。

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