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南阿蘇鉄道の無人駅が凄かった

取材後のフライト待ちの時間を利用して、南阿蘇鉄道に乗ってきました。しかし、時刻は夕方の18時前。この時期だと日は暮れていて、車窓からの眺望は楽しめません。

それでもわざわざ訪れたのは、南阿蘇鉄道が7年前の地震で甚大な被害を受け、今年7月にようやく全線復旧を果たしたからです。運賃等を払うことで、少しでも応援できればというわけです。

ただし、時間の都合で終点の高森まで行くことはできません。そこで、途中の阿蘇下田城という駅で降りることにしました。列車が行き違うのはその2つ先の中松ですが、ほんの10分ほどでも駅や近辺で時間を取ろうと考えたのです。そしてこれが大当たりでした。

降りると大きな声が響きわたりました。カラクリ人形のようです
無人歓迎システムというんですね
おみくじマシンがあったので引いてみます。3種類とも気になりますが100円玉が1枚しかなく、阿蘇カラ制作事例を選択
中吉でした。なかなか面白そうな遊具です
ここも「おもひでの場所」になるでしょう。再訪したい!

これらの仕掛けは阿蘇カラクリ研究所を営む地元の方が作られているようです。駅の近くには無人展示場があるそうですが、そこまで行く時間はありません。

しかし、なんとか地域を盛り上げたいという熱い思いは伝わってきました。この駅はかつて阿蘇下田城ふれあい温泉という駅名で、駅に併設された温泉が売りになっていましたが、地震で被災して営業を再開できませんでした。こうした背景からも、微力ながら応援したいという気持ちになります。ここへ来て良かったと思いました。

今度は明るい時間帯に、高森までの全区間を乗りたいものです。そして、阿蘇下田城駅とカラクリ研究所の無人展示場にも、できれば立ち寄りたいと思います。

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