見出し画像

Tokyo Startup Gateway2020でイイところで落選した話

どうもこんにちは。
セッション代表の谷口です。

今回はタイトルにもある通り、血と汗と涙を流しながら取り組んだTokyo Startup Gatewayというビジネスコンテストに応募して、イイところで落選してしまったお話になります。
こちらの記事を見て頂いているということは、何らかの形でTSGに行き着いて情報収集をしているのではないでしょうか。

こんな人にオススメ
1) これからTokyo Startup Gatewayに応募する方
2) これから起業する方 / 事業アイディアをブラッシュアップしたい方
3) 起業仲間が欲しい方

結論から申し上げると、Tokyo Startup Gateway(以下TSG)は起業準備という意味では、非常に良いビジネスコンテストでした。
残念ながら落選してしまったものの、事業案を文字に書き出すことにより、ぼんやりと描いていた事業案を自分で可視化することができ、自分で書いてて、過不足に気づくことができます。
また、一番大きいのは、同じ志を持つ仲間ができたことでしょう。
TSGのコンセプトである『夢物語をはじめろ』というキャッチコピーは個人的には大好きで、童心を思い出しながら、夢中になって真剣に仲間と議論して、みんなで這い上がっていこう! という視座の高い方たちばかりだったので、今でも交流がある人達もいます。
自分が不得意な領域なども、教え合いながら支え合いながらコンテストを進むことができました。

あまりにも根詰めて必死になって書いたせいか、ストレスか、、、コンテストの途中で急性膵炎になって倒れるなんてこともありましたが、今はいい思い出です。笑

<目次>
1) TSGのメリット/デメリット
2) TSGのスケジュール感
3) エントリーシート項目
4) TSGの難易度
5) 我々セッションのエントリーシート公開について

1) TSGのメリット/デメリット

TSGとはそもそも東京発・400字から世界を変えるスタートアップコンテストです。(https://tokyo-startup.jp/)

(まさかこんなイケてるHPで、イケてるコンセプトをお堅い東京都が!?)と思いました。
私はそもそも日本をよりよい国にしたいと思っていたので、このHPを見たときにまだ日本も捨てたもんじゃないと思い、このコンテストをメチャクチャ気に入りました。

<メリット>
TSGの主な特徴(メリット)としては以下の通りです。

・400文字でエントリーOK
・創業資金・支援メニューの提供
・メンターと共にアイデアを磨く
・参加者同士のコミュニティ
・実践的なビジネススクール
・リソース獲得の機会を提供

確かに上記の通りで、齟齬はないと思います。上記がばっちりメリットそのものです。
メンターとアイディアを磨いたり、参加者同士のコミュニティを有効活用したり、ビジネススクールで学びを得たりするのは基本的に能動的に自分から動かないと何も得ることはできません。
自ら発信して、アピールして、仲間に興味を持って友好関係を勝ち取りに行かないと友好関係を築くことはできません。

創業資金に関しては最優秀者100万円、優秀者50万円の賞金が提供され、ファイナリストには、サポーター各社から支援メニューも提供されます。さらに都内で法人設立時には活動資金100万円が提供されます。

これは他の区営のものとかに比べるとかなり高待遇ですので、シード期のベンチャー企業で返済義務がないし、サポートもついてくるこのコンテストは絶対に外せないコンテストでしょう。

<デメリット>
とにかく準備が大変。余裕を持った事業計画作成プランをオススメします^^
特にこれを一人で準備するとなると、1つの課題をやるのにざらに15~20時間くらいかかります。

画像1

*最後の方はみんな無言で黙々と寝ずに事業計画書を完成させていました…。

2) TSGのスケジュール感

TSGのスケジュールは2020年は以下の通りでした。
ファイナリストまでいくと、約半年コチラのコンテストとご一緒することになります。

(400文字でエントリー)
私は7月31日にエントリーの結果が出ました。
●コンテスト部門First Stage/8月上旬~9月上旬
●コンテスト部門First Stage/8月上旬~9月上旬
8月22日(土) First Stage Gathering
8月末    事業計画書提出
9月上旬 Second Stage進出者を発表
※8月上旬頃より、コンテストのエントリー者や通過者の方へ優先的にご案内する実践ビジネススクールを実施します。
エントリー者や通過者の方には、限定コンテンツや新着講座を優先的にご案内させていただきます。
●コンテスト部門Second Stage /9月中旬~10月下旬 
9 月 26 日(土)、27 日(日) 集中Mentoring Day
10月上旬 セミファイナリスト審査 事業計画書提出
10月中旬 セミファイナリスト審査 結果発表
10月17日(土) 事業計画プレゼンテーション審査
11月上旬 Final Stage/決勝大会進出者発表
●コンテスト部門Final Stage 11月上旬~11月下旬
(10名を「ファイナリスト」として採択予定)
11月7 日(土) ピッチ&事業計画ブラッシュアップ
11月21 日(土) ピッチ&事業計画ブラッシュアップ
11月28 日(土) THE FINAL 前日設営&前日ブラッシュアップ会
●コンテスト部門決勝大会
11月29日(日) ファイナル・各賞発表

3) エントリーシート項目

画像2

3-1. 400文字でエントリー
400字エントリーするのは以下の項目です。いわゆるWaht Why Howが詰まっているエントリー項目です。
最初のエントリーで確か2000人弱の応募があったはずです。

何をしたいのか  :140字
なぜ       :140字
どのようにやるのか:140字

3-2 1st Stage
無事400字でのエントリーで合格を貰えるとその後は1stステージに進みます。このときに1,000名~1,500名くらいになってるんだと思われます。
私の勝手な所感ですが、一番最後の"動画"は撮らなかった人が落選しているイメージは持ちました。

(0-1)世の中や世界を変えるアイデアを一言で表すと?(35文字以内)
(0-2)アイデアの概要(200字以内

あなたの現職、職歴、実績、スキル、経験等のプロフィールを教えてください。加えて、あなたがエントリーしたアイデアを発案するに至った経緯や、このプランの実現への意気込みを教えてください。(システム上は最大5,000文字迄入力可能です)


(3-1)アイデア実現に向けて障害や自分に足りないもの(200字以内)


A: アイデア・構想・プラン段階である
B: 事業化、サービス開始に向け、具体的に準備中である
C: 登記はしていないが、既に事業・サービスをスタートしている
D: 今回のプランで既に法人を登記している

A: 起業の意思はまだない
B: このプランがうまくいきそうであれば起業を検討したい
C: 2021年度末までには起業(登記)したい
D: すぐにでも起業(登記)の意思や準備がある
E: まだ分からない
その他:
(5)動画URL
「提出されたアイデアや、ご自身のことについてを視覚的に表現したい」という方は、参考情報として、「15秒プレゼンテーション動画」の提出が可能です。

3-3 2nd Stage
いよいよセカンドステージで、ここまででだいたい300名弱になっていたと思います。このときにコミュニティもしっかりと用意されて、お互いのビジネスプランをブラッシュアップしたりメンターからの事業計画のフィードバックなどのメンタリングをもらえます。

(0-1)世の中や世界を変えるアイデアを一言で表すと?(35文字以内)
(0-2)アイデアの概要(200字以内)
(1)プロフィール・経歴・背景など
(2-1)具体的にどんなサービス又は商品を創りたいか?
(2-2)直近1ヶ月のアクション計画・準備計画
(2-3)次の約1年(現在〜2021年8月末迄)の計画
(2-4)直近約2か月間(現在〜2020年10月末)の計画
(3-1)ビジョン実現に向けて障害となりそうなこと
(3-2-1)ビジョン実現を確信できる理由①
(3-2-2)ビジョン実現を確信できる理由②
(3-2-3)ビジョン実現を確信できる理由③
(4-1)チーム・応援者のプロフィール
(4-2)事業を進める上で協力先・取引先
(4-3)アドバイザーやメンターの存在
(4-3)アドバイザーやメンターの存在
(5-1)応募プランのステージ
(5-2)起業の意思
(5-3)9/26-27 集中MentoringDayと10/17事業計画プレゼン審査会参加
ファイル添付について【任意項目】
あなたのビジョンやアイデアを具現化したもの(プロトタイプやイメージ等)があれば、ファイルの添付が可能です。(形式は.jpg, .png, .pdfのいずれか、サイズは10MB以内、5ページまで)

正直かなりきつかったですが、1st Stageでの内容でかぶっているところもあり、少々修正するだけで済むものもあれば、1から考えないといけないものもあったのでしんどかったです。
また、私はまだ事業計画が明確で、かなり正確に埋められたのですが、アイディアベースで事業案があり、なんとなくコンテストに応募した方には相当血がにじむような努力をされたと思います。。。
考えただけで入院しそうです。

残念ながら我々はココで敗退することになってしまいましたが、セカンドステージの結果が出るまでメンタリングやMBA講義のようなものを行ってくれます。TSGのアフターケアは結構ありがたいものが多いですね。

残念ながらファイナルステージに進めなかったことは人生3本指に入るくらいショックな出来事でしたが、TSGにはかなり感謝しています。
我々セッションが一丸となって頑張ることができましたし、かけがえのない起業同期もできたので、一生モノだと思っています。

4) TSGの難易度

TSGで最優秀賞と100万円を頂くことは非常に難しいでしょう。
理由としては採点基準がわからないので、準備することができないんですね。
私も敗退したときの理由などは知らされていないんです。
なのでありのままの自分の事業プランとビジョンを押し出して行くしか無いのです。対策ができないので、たまたま自分がこの言い回しが良いと思ったことや、行った行動がファイナルステージ進出につながると思います。
ただ、ファイナルステージに立てる10名から最優秀者を決める時は、代表の人柄や経歴、ビジョンのみならずビジネスプランまで詳細まで見られるでしょう。

ただ、アイディアベースでエントリーして、そこそこのところまで行ければいいかなぁと思っている人にはとても良いコンテストだと思います。
起業同期ができますし、色々なアイディアにふれることにより自分の事業プランをブラッシュアップさせることができます。
あくまでも、事業のブラッシュアップと、仲間づくりが目的であれば、とにかくエントリーするべきです。

どんな人達が残ってたか…
ファイナルステージ手前まで残っていた人たちは多種多様です。
シングルマザーの方、高校生、エンジニア、外資系コンサルティングファーム、外資系IT、税理士、一般事務のOL、看護師、会社役員、外国人の方。

色々な人たちが集まるからこそ、面白いアイディアをたくさん聞くことができました。「私は●●●だからどうせ…」はいらない心配です。

画像3

5) 我々セッションのエントリーシート公開について

我々はTSGで敗退しても事業は進めますし、ビジョンも揺らぐことはありません。もちろん事業内容をピボットしたり、より洗練させる必要はあるので変更はあります。

正直100%ファイナルステージには進めると思っていましたし、自分自身完璧だと思っていました笑

なのに不合格だったことは、「完璧な人は、TSGのサポートはいらない」ということだと思って自分自身を落ち着けることにしました。
なぜなら、不合格の理由やフィードバックは無いから!!!! ご縁がなかった!!

やはりファイナルステージまで進んでいる方々はかなりクリエイティブで「それは良いねぇー! でも実現性無いよね」と言いたくなるような、夢物語(いいアイディア)ばかりでした。

落ちたときに確信したのは、TSGのコンセプトである夢物語を、起業家が思い切ってはじめる為のTSGなんだと気づいたのです。

そんな我々が完璧だと考えていたエントリーシートに関しては、こちらに公開させて頂くことは差し控えますが、もしもご希望の方は私にFacebookを申請してメッセージ下さい。
そしたら、できる限りご協力させていただきます。
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100027890768456
Twitter:https://twitter.com/yotanikyun

皆さんがこの記事を通してTSGにエントリーし、勝ち進み、一緒に夢物語を始めれることを楽しみにしております。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
よかったら「スキ」も押してくれると嬉しいです。

#夢物語をはじめろ

画像4

👇ご自身のキャリアを話すだけで誰かの役に立ちたい方や、「OB訪問をしてみたいかも!」という方はこちら!
https://docs.google.com/forms/d/1oj5SP55kuAfeaCChs1u1naTMtCRiksI9eFTwXpLkVz0/viewform?edit_requested=true

👇そもそも「社会人版OB訪問マッチングプラットフォームって何」?という方はこちら!
https://session-5e3515.webflow.io/

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?