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デジタル化が加速する社会に求められること

【この記事は構想 2日、まったり読むと 2分】

新型コロナウイルスを事前に予測できなかったことと同様に、将来がどうなるか僕にはわからない。

ただ、在宅勤務がこんなにも一気に普及し、誰もがデジタル化、オンライン化が加速すると予想しているし、僕もそうなると思う。

あくまでネガティブ思考の人間の意見であるが、
新型コロナウイルスのワクチンができるのは1-2年後と言われており、
外出の制限がかかる生活は数年続くと考えるのが妥当な気がしている。(どの程度の制限かは別として)
そのぐらいの覚悟は必要だと思う。

ただ、ネガティブ思考でもポジティブ思考でもデジタル化が加速するという予想はおそらく同じだろう。

■デジタル化が加速するメリット
ネット通販のようにデジタルとアナログが融合した便利なサービスが増える。
基本的に、便利なものが安価に手に入るようになる。
消費者にとっては、良いことばかりである。
不要不急の名のもとに、意識や文化的に追いついていなかった在宅勤務などの変化が一気に起きる。

■デジタル化が加速するデメリット
『ニュータイプの時代』の著者の山口周さんが言っていることだが、役に立つものはデジタル化することで独り勝ちが起こる。
ネット通販で生き残れるのは、Amazonなど数社に限定され、ローカルな店舗はどんどんなくなっている。
このように、デジタルの世界では近所という利点はなくなり、一番便利(あるいは二番、三番まで)なもの以外が淘汰されていく。
供給者側は一部が総取りし、その他のほとんど全てが厳しい状況に追い込まれる。
デジタル化の栄光の影で、消えていくものが多々ある。

■コロナと共に生きていく世界
僕は製造業の会社員である。
コロナの影響で、営業周りがしにくくなるので、営業の人間力で仕事を取ってくることが少なくなる。
デジタル上でアピールし、デジタル上で選ばれる製品・サービスを提供していくことが求められてくるはずだ。
デジタル上では人間関係は希薄になり、五感に訴えることが難しくなる。
単純にアナログなものをオンライン化するだけではなく、アナログとは異なる工夫が必要になってくる。
オンライン飲み会が流行っているが、ただ映像と音声をつなぐものから、デジタルならではのサービスがどんどん追加され、し烈な競争が始まると思う。

■意味のあるモノ
山口周さんの言うところの、①最も役に立つモノ、②意味のあるモノ、のどちらかしか生き残れない世界がすぐそこまで来ているのかもしれない。
Amazon通販、Google検索、Netflexに代表されるような最も役に立つモノに目を奪われがちであるが、その世界で勝つのは至難の業である。
大多数の人は意味のあるモノを追求する方が得策だ。
SNS時代のインスタ映え現象はまだまだ続くだろう。
そのニーズに合わせた伝統やアートや個性的なこだわりのようなニッチなモノが、デジタル上で小さな市場をたくさん創るのではないだろうか。

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