見出し画像

いつもの事と思っていたのに #2

いつでもおはようございます。
前回書いた子宮内膜症についてのお話。
今回からは、わたし自身の実体験を簡単な物語?形式で書いて行こうと思います。

『衝撃的な激痛』


生理が痛い。
生理が近づくと胸が張り、頭痛を起こし、お腹の痛みで身動きが取れない。
これはもう何年も前から続く月の恒例行事のような物でした。
今月もまたあの痛みが来るのかと、憂うつになるわたしがいました。

しかし
今回は話が違っていました。
ふと、朝に目が覚めて起き上がった瞬間でした。
!!!!?
「うあぁぁぁ?痛い!痛い痛い!」
と情けない声を上げて起き上がろうとした布団の上に座り込んでしまったんです。
自分でも訳が分からないくらいの痛みでした。
どこが痛いの?
と聞かれても兎に角痛くて、何処が?なんてピンポイントで言えるような痛みではありませんでした。
お腹も腰も兎に角痛い。
そして痛すぎて足に力が入らない。
こんな痛みは初めてでした。

「痛み止めを飲んで様子をみよう。」
気休めながらのロキソニンを水と飲み込み、布団でおずくまるしかできません。

一体なんの痛みなんだろう?
食中毒?いやいや、一緒に食べた相手はぴんぴんしている。
じゃあなんだろう。。。

痛みを耐えながら原因を考えて
頭はぐーるぐる

「あ!それもしかして、盲腸じゃないの?」

その姿を見ていた旦那くんに盲腸では?と言われ
「ああ!そう言えば、あたし盲腸やってないや!もしかして盲腸???」
実際、盲腸未経験なので、盲腸がどんな痛みかも分かりもせずに、わたしの頭の中は

『これは盲腸だ!』

と断言するように、自分も納得してしまいました。
そこからは早かった。
すぐに最寄りにある、掛かり付けの病院に痛む体を抱えられながら、連れて行ってもらったのです。

先生には、問診、触診、CTと検査をしてもらい、撮影したCT画像を見ながら、おかしな所がないかを見ていく事にしました。

『うーん、ガスは溜まっているけど、お腹の中に異常はないね。盲腸でもないみたい。』
盲腸じゃない。それはうれしい回答だ。お腹も以上がない、ふむふむ、、、じゃあ何が??
そう思った時でした。
先生が画像をスライス画像に変えてみると、あれ、なんだこれ?

『あーーもしかしたら、これが原因じゃないのかな?ほら、右側の卵巣が異常に大きくなってる。』

卵巣??
子宮の卵巣?いきなりの事だったので、卵巣はて?な状態でした。
だっていきなり、卵巣と言われてもですね、子宮がんとかとは無縁だと思っていた訳ですし。

「卵巣ってこの白いのがですか?」
画像の中で、ひときわ白く、大きく映る物体を指さしてわたしはたずねました。
『うん。婦人科は専門じゃないからハッキリとは言えないけれど、これは腫れ上がっているよ。痛いのはこれが原因だと思う。』

『あ、あともうひとつ気になるのがね、左側の卵巣があまりの小ささで見えないんだ。これも婦人科で確認してもらってね。』

卵巣が見えない???
先生が言うには、左側の卵巣が小さすぎて見つけられない。と言うのだ。
ポカーンとしてしまうわたし。
そこからの会話は今でもあまり思いだせません。
痛みまでもスポーンと消えたようにその後は自分でしゃんと歩いて、病室から出て、お会計を済ませていました。

「先生はなんだって言ってたの?」
車で待っていた旦那くんが心配そうに声をかけてくれた。
わたしはただ、一生懸命に頭で整理をして、すごくすごく簡単に説明になっているのかわからない、説明をしました。
「盲腸じゃないって。でも卵巣が変みたい。婦人科を探さないと。。」

それから、家に帰るといっきに力が抜けたのか、今までなくなっていた痛みの波が押しよせ、布団へと帰還するのでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?