人は別れるために出会う

『別れるのが人生さ』

春ですね
別れの季節

今の時期
たくさんの別れがいたるところで
あるのでしょうね

たくさんの涙が
いたるところで流れているのでしょうね

次男のしーちゃんも
この春卒園して
誰一人同じ小学校へ行かないこともあり
寂しいと涙ぐむこともありました

それでも
昨今のSNS時代
卒業だからと言って
完全に会えなくなることもなく

どこかしらで
誰かしらと
繋がっているものです

それでも
もう
どうしても
繋がることの出来ない別れもある

そういう別れは
本当に悲しい

私は
本当の別れの悲しさを知っていて
心が引きちぎられるほどの別れの痛みを知っている

別れることは
キツくて苦しくて
悲しくてしんどい　

涙がいっぱい出ることも
生きる価値を見失うこともある

でも
その『別れ』は誰にも必ずやってくる

出会いは偶然で
別れは必然

人は1人で生まれ
死ぬ時も1人

人生とは1人で生きていくものなのです

今隣にいてくれる人は
いずれ別れゆく人

自分が生きている時間のなかで
どれだけ
別れたくない別れを繰り返すのか

もう本当嫌になっちゃう
人生ってなんなのさって思っちゃう

けれど
辛い別れにも
一つだけ良い事があります

それだけ素晴らしい出会いをしたということ

辛い別れが多いほど
それが悲しければ悲しいほど

その出会いは
かけがえのないモノで

自分の人生に彩りを与えてくれた

悲しい別れは
素晴らしい出会いだった証拠

人は別れを繰り返し
その度に
人生は深みを増し
彩は鮮やかになる

誰とも別れない
誰とも出会わない人生の
なんと味気ないことか

別れることに人生の意味があるんじゃない
悲しいと思えるほどの別れが出来た
そういう出会いをしたことに意味があるんだ

人はいつか別れるために出会い

そして
出会うために別れる

同じものをずっと抱えて生きていくことはできない

別れたことで
出会うものがあって

その出会いにも
別れがあって

だから
その出会いを
一緒にいられる時を
精一杯慈しむしかない

そしてまた
大切なものと別れる時に

いっぱい泣いて
いっぱい悲しんで

そこまで悲しめる出会いができたことを
喜べたらと思うんだ