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無料新型コロナウイルス抗原検査キット

来週からの各教育機関のイースター休暇に合わせ、休みを取る人も多いオーストリア。昨夜、ウィーン州、ニーダーエステライヒ州、ブルゲンランド州の西側3州に対し4月1日からの新たな規制が決定された。
今回はまず1日から6日まで、今まで3度程行ってきたロックダウンの内容とほぼ変わらないのであるが、7日からはスーパー、薬局、郵便局、銀行を除き、商店・小売店への入店に対し公式検査の陰性証明(48時間以内)の提示が義務付けされる。(とりあえずは実験的で、すぐに緩和される可能性は高い。)そこまでしてこの期間にわざわざ買いたいものがある人は少ないだろうが、逆に3月31日までに客が押し寄せ、4月7日からの数日は閑散とした店内でストレスフリーに買い物を楽しめるのかもしれない。

オーストリアは昨年から各州につき何か所も無料検査場(土日祝休なし)を設置し、予約も空きさえあれば携帯からでも当日予約時間2,3時間前にできるほど検査に力を入れている。
私が昨年末に急遽検査をしなくてはならなくなった時も、約2時間前に携帯から近くの検査場のスロットに空きを見つけ予約、予定をこなし到着は予約時間ギリギリだったが、ドライブスルー方式で車から一切降りることなく20分程で公式陰性証明を貰う所まで一切の滞りもなく終了した。しかも次回以降もっとスムーズに検査できる為の個人情報を読み込むバーコードまでついてきた。
検査場はすべてが即日検査ではなく結果が出るまで1-3日かかる検査場もあるが、概ねうまく機能している。保健所に連絡をして検査をするのは、今や症状がある場合、またはセルフチェックで陽性が出た場合などに、自宅検査を希望する場合がほとんどだ。(濃厚接触者でおそらく風邪をひいている等も含む)
そして3月からはウィーン市内の多くの薬局でも公式無料検査ができるようになり、自宅にてセルフチェック用の新型コロナウイルス抗原検査キット(現在無料のものは鼻の奥の粘膜を取るもののみ、有料では喉、唾液のものもある。約1000円から2000円程度)も、保険証提示で一人月に5回分無料支給されることになった。検査がまたぐっと身近になった。

とは言え先週まではこの無料キットは品薄で、なかなかタイミングが合わず貰えていなかったのだが、昨日やっと今月分5セットを貰うことが出来た。日本では1セット約2200円程で購入出来るようだが、無料なのは本当に有難い。
高齢の家族に会う場合、妊婦の友人に会う場合…自宅でセルフチェックして陰性を確認してから…というのがトレンドになりつつあるウィーン、ひいてはオーストリア。

が、しかしそうまでしても今だ連日3000人を超す新規陽性者が出ている事実は変わらずー。


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