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[試験対策]SIAM Professional Certifiedの勉強方法

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今回はSIAMプロフェッショナル(以下SIAMプロ)試験を取得した際のナレッジを共有します。実は私は2回も落ちました…ということでみなさんにはぜひ一発で合格してもらえればと思いますで参考にして頂けますと幸いです。

・前提条件


まず前提条件として、SIAM認定試験はすべて研修機関の研修を受講している かつ、SIAMファンデーション資格を取得済みであることが条件となります。

SIAMプロは、SIAM Professional BOKの内容が問われる試験で、一言でいえばSIAMプロは「SIAMロードマップ」が問われています。

SIAMロードマップとは、SIAMを組織へ導入するためのロードマップで4つのステージで定義されています。今回試験対策なので詳細には触れませんが、概要を理解したい方は以下を参考にしてください。

参考
サービスを止めずにSIAMに移行!ロードマップ概要を解説

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・試験準備

まずはいつも通りシラバスをダウンロードして試験の概要をおさえましょう。

試験はある事例企業をベースに研修の中で学んだ内容を適用していく応用試験です。試験時間は90分で40問4択なのですが、1つ1つの難易度が高くしっかり読まないと回答できないため、試験前に事例企業をどれだけ理解して臨めるかが合否を決めることになります。(試験中に事例を確認している時間が足りなくなります)

では、事前にケースを読み込むにあたり、理解すべき5つのポイントを以下サマリではありますがご紹介したいと思います(あくまで私見です)。なお、ケースはシラバスと同じサイトからダウンロードしてください。

・理解すべき5つのポイント

1. 事業戦略を理解する

事例企業が目指している方向性、目標を理解することは何よりも重要です。すべての問いが最終的には事業戦略に整合している必要があります。試験で選択肢に迷った時は、戦略に立ち戻ってください。

2.組織・人の役割分担を理解する
グループ企業それぞれの役割、登場人物それぞれの役割を把握してください。特に、ガバナンス(会議体、意思決定機関、意思決定者)がどうなっているかを確実におさえるようにしましょう。SIAMではガバナンスが非常に重要なので、試験でも頻繁に問われます。また、サービスインテグレーターの候補となり得る会社がいくつかありますので、それぞれのメリット、デメリットは整理しておきましょう。

3.サービスポートフォリオを理解する
各サービスの仕様及び対象ユーザ、契約期間、契約主体を理解しましょう。暗記する必要はありませんが、以下の観点でグループ化しておくと良いかと思います。
 ・グループ内部がプロバイダか、外部プロバイダか
 ・重複するサービスはどれか(統合できる可能性がある)
 ・サービスレベルが守れていないサービスはないか
 ・レガシーシステムかNEWITシステムか(今後の方向性も含めて)
 ・契約更改のタイミングはいつか
 ・まとめてアウトソーシングできるか

4. 現状課題
 事例ケースの中で、改善のヒントとなるような実際に発生している課題があります。それらは回答を導く際のヒントでもありますので確実におさえるようにしましょう。

5.歴史的背景や文化的側面
 この事例企業ならではの歴史的背景からくる特徴や文化的側面は、SIAMを導入するにあたりよくも悪くも影響を受けます。組織の変更管理的な側面はSIAMでも非常に重要視されており、これらも試験で問われるポイントとなりますのでしっかりとおさえるようにしましょう。

簡単ではありますが、本日は以上です。ありがとうございました。


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