発達障害通院日記~栄養不足で薬効が薄い説ってマジか~

謎の理由で書けていなかった8月分3回目の診察。2回目はね、私が死んでていけなかったから薬だけ別の医者に処方してもらったから割愛する。

3回目の本題は「血液検査の結果チェック」だった。というのも分子栄養学の観点から患者を診ようとしている主治医が「せりぽよさんに薬の効果が見えにくいのは栄養失調では?」という思い付きをした事が切っ掛け。8月第一回で採血をされて、その結果が今回。

結論。
「重度のたんぱく質不足と超重度の鉄分不足だね!」
マジかよ。いや、入院中の血液検査の結果からその傾向自体はあったけれども、そこまで酷いのか。逆に笑う。笑いごとじゃないんだけどもね。

今回主治医が着目した血液検査の項目は「BUN(尿素窒素)」と「フェリチン定量」の2つ。BUNはタンパク質の指標数値でフェリチンは鉄の指標数値。それぞれ「このくらいの数値がないと身体動かすのしんどいよ~」という基準値みたいなのがある。BUNは20以上でフェリチンは100以上。

それを踏まえて私の血液検査の結果。BUNが11.4でフェリチンが18.2。わーお。そりゃ重度のたんぱく質不足と超重度の鉄分不足とも言われるわ、納得。具体的な数値は忘れたけどフェリチンが〇(数値)以上でないと女性の場合妊娠も止められるらしい。どのみち超えてなかった記憶はある。

という訳で今後の治療方針が明確になった。
・糖質をできるだけ控える
・肉や魚、卵などの動物性たんぱく質を摂取する
・鉄分不足を(BUNが15以上行ったら)サプリなどで摂取開始。できれば動物性が望ましい。

主治医曰く「栄養失調で頭が回らない人にカウンセリングは無駄。栄養失調で身体が動かない人の運動は虐待!(身体を弛めるのは有効)栄養状態の改善後に運動やカウンセリング、精神療法!」との事。まぁ言われてみたらそりゃそうだわとなる物事ばかりであるけれども、血液検査の結果という明確な数値で示されると今の自分は明らかな栄養失調なんだなぁという自覚をする。そりゃコンサータ54mg服用していても明確な効果が分からない訳だわ。

冒頭で「せりぽよさんに薬の効果が見えにくいのは栄養失調では?」と主治医が思ったという点なのだけれども、これはちゃんと理由がある。諸々の精神薬の類ってセロトニンやドーパミン、メラトニンとかのいわゆる神経伝達物質を頑張って出させようとしているのね。

ただ、神経伝達物質ってたんぱく質に鉄分や酵素を加えて発生するものらしいのですよ。さて、重度のたんぱく質不足で超重度の鉄分不足の人間が薬を飲んだところでどれくらい効果が見受けられるでしょう?…まぁ、ご想像の通り全然効果あるわけないんだよね。カッスカスのギリギリでしょぼい神経伝達物質を出している程度。

「じゃあたんぱく質と鉄分を一気に摂取したらいいやんけ!」と思ったのが診察中の私なのだけれども、それを言うまでもなく主治医からストップがかかった。曰く「たんぱく質の量が適量以上ない状態で鉄分を摂取すると胃や腸への負担がでかくて吐き気とかに繋がってしまう」とのこと。
なのでまずはBUNが15以上になる事を目標として、それまでは鉄分補給は見送る状態。鉄分補給が開始されたらカフェインを控える必要がある。わりと辛い。モンスターの味がすきなのですが…。

治療方針で糖質をできるだけ控える、と記載したのも神経伝達物質が関係している。たんぱく質由来のATP(エネルギー物質)に比べて糖質由来のATPって量が少ないらしい。それに加えて糖質過多になると神経伝達物質の供給が減ってしまうとも主治医が言ってたんだ。

…とまぁ、ここまで「お前栄養失調だからたんぱく質と鉄分増やして糖質減らそうな!」という内容なのだけれども、たんぱく質と鉄分それぞれを増やす事によるメリットも提示された。

たんぱく質を増やすメリットとしては
・過食嘔吐の改善
・朝の目覚めがよくなる
・立ち眩みや目眩がなくなる
・爪、髪、肌が綺麗になる
・ウエストが細くなる
・胃腸が強くなる
・ストレスに強くなる(多分神経伝達物質の関係)
・冷えが改善する
・貧血が改善する(フェリチンが増えやすくなる)
・集中力向上
・減薬しやすくなる(薬効が高まるため)など

鉄分を増やすメリットとしては
・イライラしにくくなる
・集中力向上
・立ち眩み、目眩、耳鳴り、偏頭痛の改善
・冷え性改善
・朝のだるさや疲れやすさの改善
・ニキビや肌荒れの改善
・不妊改善
・落ち着きが出やすくなる など

こんな感じのメリットを提示されたので「あー…摂取頑張った方がいいのかなぁ……だるい…」くらいには思っている。とりあえず1日の摂取たんぱく質量15gを目指すためにZAVASの紙パックプロテインを曖昧に飲む生活を送っている。もしかして以前栄養食を飲んでいた時になんか気持ち悪くなりやすかったのはたんぱく質不足だったのでは…?もしくは当時の胃の調子が悪すぎただけ…?再開してもいいかもしれない。

とりあえず可能な限りたんぱく質を摂取していい感じに栄養失調を改善していこうと思う。次回の診察は9月中旬。やっていきましょう…。まさか身体動けてる(動かしている)のに栄養失調と言われる日が来るなんて思わなかった…。

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